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米 就業者数の伸びは持ち直し
3月7日 22時50分

アメリカの2月の雇用統計が発表され、失業率は6.7%で前の月より0.1ポイント悪化しましたが、記録的な寒波の影響で弱い動きが続いていた農業分野以外の就業者数の伸びは市場の予想を上回り、持ち直しました。

アメリカ労働省が7日発表した先月、2月の雇用統計によりますと、失業率は6.7%で前の月より0.1ポイント悪化しました。
一方、景気の現状を示すとされる農業分野以外の就業者数は、前の月に比べて17万5000人の増加となり、15万人程度の増加を見込んでいた市場の予想を上回りました。
アメリカの就業者数の伸びは、去年11月に27万人を超えたあと、寒波の影響もあって12月は8万人余り、1月はおよそ13万人と弱い動きが続き、今回は持ち直しました。
分野別に見ますと、先月は「教育」や「医療・福祉」、それに、「ホテルやレジャー」の分野で雇用が大きく伸びたほか、寒波の影響を受けていた土木工事など「建設」も増加しました。
一方で家電量販店などの「小売り」では、雇用が減少しました。
雇用統計は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が、金融政策を決めるうえで特に重視する指標で、FRBは今月18日から開く金融政策を決める会合で、今回の結果を踏まえて量的緩和の規模のさらなる縮小について検討することにしています。

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