トップページスポーツニュース一覧ウクライナ パラリンピック出場へ
ニュース詳細

ウクライナ パラリンピック出場へ
3月7日 19時28分

ウクライナ パラリンピック出場へ
K10058076411_1403072211_1403072217.mp4

ウクライナ南部のクリミア半島をロシア軍が事実上掌握する事態を受けて、ソチパラリンピックをボイコットする可能性を明らかにしていたウクライナのパラリンピック委員会は開幕当日の7日に記者会見を開き、ボイコットはせずに大会に出場することを明らかにしました。

ウクライナパラリンピック委員会のワレーリー・スシュケビッチ会長は記者会見の中で、ロシアのパラリンピック委員会を通じて6日、ロシアのプーチン大統領に直接会って、大会が開催される国としてウクライナの平和を保つべきだと訴えたことを明らかにしました。
そのうえでウクライナの現状に対して世界の関心を保つために、ボイコットはせずにパラリンピックに参加することを明らかにしました。
この決定には選手たちも加わり、選手からは「ボイコットすれば数年間で世界から忘れられるが、出場して結果を残せば歴史に刻まれる」という意見が出たということです。
またスシュケビッチ会長は「今後、ウクライナの状況が悪化する場合はすぐにソチから引き上げる」と話し、引き続き状況を注意深く見ていく方針を示しました。

IPC会長「大変喜ばしい」

ウクライナのパラリンピック委員会がソチパラリンピックをボイコットせず大会に参加することを表明したことについてIPC=国際パラリンピック委員会のフィリップ・クレイバン会長は声明を発表しました。
クレイバン会長は「ウクライナの決断を大変、喜ばしく思う。ソチでの主な話題は、政治ではなく最高のスポーツとアスリートであるべきだ。この大会に出場するために何年も練習をしてきた選手たちにフィールドの外ではなく中に集中してほしい。スポーツと選手が舞台の中央に立つことを願っている」とコメントしました。

[関連ニュース]
k10015807641000.html

[関連ニュース]

  自動検索

ソチパラリンピックが開幕 (3月8日 4時47分)

ウクライナ選手 平和求め行進 (3月7日 2時13分)

パラリンピック ウクライナがボイコットか (3月4日 16時59分)

カナダ政府関係者 パラリンピック派遣見合わせも (3月4日 10時59分)

米 パラリンピックへ議員の派遣を中止 (3月4日 6時10分)

このページの先頭へ