スカイマーク、ミニスカCAで物議 社長「セクハラない」、CA団体は反発 [福岡県]
中堅航空会社のスカイマーク(東京)が、客室乗務員(CA)の制服をミニスカートにすることが物議を醸している。5月末から羽田-福岡線を皮切りに、那覇、新千歳の国内3路線で新造大型機エアバスA330を投入する宣伝効果を狙ったが、「セクハラ」との批判を浴びている。
同社のCAは通常はポロシャツ姿だが、新造機のCA約80人が就航後半年間限定で、膝上約15センチの青いミニスカートのワンピースに帽子、黄色いスカーフを着る。昨年12月、仏エアバス本社工場で披露すると、インターネットなどで賛否両論が噴出。今年2月には労働組合に参加するCAでつくる客室乗務員連絡会(東京)が「緊急時の保安業務に支障がある」「女性を商品扱いしている」として、国土交通省に指導を要請した。
7日に羽田空港で開催されたA330の内覧会で、西久保慎一社長は「CA本人の意思を尊重し、着るのは希望者。期間限定で、セクハラの問題もない」と、予定通り着用させる考えを示した。国内航空会社で初採用になる同機は当初、4月18日に福岡線に就航予定だったが、飛行に必要なマニュアルの作成遅れで5月31日にずれ込んだ。
=2014/03/08付 西日本新聞朝刊=