神戸・福原のソープランドで発生した火災の消火活動をする消防隊員。お客さん不在の時間帯だったのが、不幸中の幸いだった=5日、神戸市兵庫区西橘通(撮影・頼光和弘)【拡大】
5日午前3時50分ごろ、神戸市兵庫区西橘通のソープランド「ていくぷらいど学園」から出火し、地上6階、地下1階のビルのうち地下1階と地上1階の計約40平方メートルを焼いた。火は約2時間後に消し止められ、店内にいた従業員4人が重軽傷を負った。
兵庫県警兵庫署によると、従業員らは閉店後、地下1階で消臭スプレーの缶からガスを抜く作業をしていた。その際に、近くで誤ってライターの火を付けたところ、引火して爆発したと説明しているという。同署で詳しい出火原因などを調べている。
4人のうち20~30代の男性従業員3人が顔や両腕にやけどを負い重傷とみられ、ほかに男性従業員(45)が首にやけどを負い軽傷。店内に客はいなかった。
現場は飲食店や風俗店が集まる歓楽街・福原の一角。「ていくぷらいど学園」は制服プレーなどが人気のソープランドで、ビル全体が店になっている。同店は同日、公式ホームページで「臨時休校のお知らせ」と題した文章を掲載。「学園内メンテナンスのため、しばらく休校となります」と、つづっている。
(紙面から)