らいくあらーめん

　今日は客先直行、新宿、池袋、赤羽と乗り換えていくので遠いと言えば遠いけど、早起きが辛くないのは年寄りになって良かったことかな。
　途中の駅や終着駅で立ち食いそばも食べないといけないのですが、今日は自宅で軽く食べてきたから無し。
　お昼は客先からすぐ近くの西川口駅そばのラーメン屋、順番に食べていこうと1軒は立ち寄ったので2軒目かな。

　自身の食べ歩き方針に従って（営業時間の短い店から、駅から遠い店から）、ラーメンＨＯＵＳＥリョウビ＠西川口（埼玉県川口市）へ、見るからにラーメンショップじゃないですか。
　ラーメンショップは全国で見かけるけど、北限や西限、存在する都道府県どころか全店の一覧さえよく分かっていません。
　店先のメニューで食べるラーメンを決め、店内に入ります。
　L字カウンター13席に4人掛けテーブルが3卓、家系ラーメンとラーメンショップの最大の違いはテーブル席の有無だな。

　お冷やを汲んできて席に座り、オーダーしてからラーメンが出来上がってくるまでメニューを眺めます。
　ラーメンは醤油、塩、味噌は同額でつけ麺が50円増し、麺増しは中が100円増し、大が200円増し。
　レギュラー以外に中華そば350円、サイドメニューはカレーライス、チャー丼、餃子など。
　卓上のカスターセットは見慣れたラインナップで、豆板醤、おろしニンニク、ブラックペッパー、刻み唐辛子、七味唐辛子、餃子用に醤油、酢、辣油、など。

　程なくしてラーメン並550円、この、どこのラーメン屋も真似しない大きな杯な丼にゆったりと用意されたラーメン。
　スープを飲んでみるとさっぱりした薄味、背脂も適当に浮いていて、これぞラーメンショップのスープです。
　中太麺はあまりスープには合いませんけど、これはこれで好きな麺、僅かに固めの茹で加減がいい感じです。

　トッピングはチャーシュー、味付けメンマ、板海苔、ワカメ、なぜかメンマには白胡麻が振られています。
　途中から刻み唐辛子を溶かし、スルッと食べてしまってご馳走様。
　ラーメン屋の魅力はラーメンだけでもないし、接客だけでもない。

　仕事が終わったのは21時近く、1人居酒屋でも全く問題ないけど、気持ちが良くなってくると帰る時間になってしまうので。
　駅反対側の西安刀削麺福の市＠西川口（埼玉県川口市）、刀削麺はラーメンの麺の中で一番好きな麺で、「刀削麺」と聞けば（見れば）素通りは出来ません。
　厨房と客席が別れているような大箱ではなく、9席のカウンターがメインの店、奥には4人掛けのテーブルが1卓、用意されています。
　カウンター席は半分以上埋まっていて、どこに座るか逡巡してしまう、店員さんが「こちらへ」と案内してくれました。

　まあ、ビールだろうなと思いつつも一通りメニューを見て、生ビール380円。
　今日は西川口で一人お疲れ様会、生ビール、旨いですねぇ。
　つまみは厳選に厳選して川エビ揚げ380円、中華鍋をさっと振って私のためだけに調理して下さいました。
　しばしご歓談、ではなく、テレビを見ながらゆったりとビールを飲みながら、せわしなく川海老をつまみます。

　程なくしてビールを飲み終わってしまったので、続けてビールか、それとも他のにするかメニューを見ると日本酒がラインナップされています。
　ほう、西安料理店で日本酒も悪くないなと豪快を頼むと、何と売り切れ、じゃあと松竹梅350円。
　「日本酒が好き」と公言する人なら間違っても飲まない日本酒ですが、私はこういう大衆酒が大好き。
　徳利で出てきたから燗されているのか思ったら、思い過ごしのようです。

　なんだかいい気分になってきたので、まだまだ食べるぞ飲むぞ、、、ってわけには行きませんって。
　刀削麺はマーラー、担担、アサリ野菜、五目野菜、チャーシュー、冷し（夏季限定）の6種類ですが最高値でさえ750円と良心的。
　さっ、さっ、と練った小麦粉の塊を刃で削り取って茹で湯に投げ入れ、しばし茹でたら出来上がり。
　麻辣刀削面680円、サンプル写真と著しく違うんですけど。

　スープは鶏ガラ、豚ガラ、野菜出汁の中華料理大道系のすっきりした味わい、美味しいじゃない。
　刀削麺はしっかりと熟成が進んでいて、ここまで美味しい刀削麺は初めて、色々なレパートリーで試したい。
　トッピングは茹でモヤシ、茹でキャベツ、挽肉、水菜、ぱらっと全体に白胡麻が振り掛けられています。
　スルッと食べてしまってご馳走様、また、飲みに、食べに来ます。