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井上拓真、世界最速タイ王座奪取を視野

2014年3月6日

　デビュー２戦目で世界ランカーと対戦することが決まった井上拓真（中央）と父・真吾氏（左）、大橋秀行会長（右）

　ボクシングの井上尚弥（２０）の弟で、日本ミニマム級６位の拓真（１８）＝大橋＝が、４月６日に東京・大田区総合体育館で、ＷＢＡ世界ライトフライ級４位のファーラン・サックリン・ジュニア（２０）＝タイ＝とのプロ２戦目に臨むことが５日、発表された。

　ファーランは昨年大みそかに前ＷＢＡ世界ミニマム級王者・宮崎亮を下しており、拓真が勝てば、兄の４戦目を超える２戦目での世界ランク入りが確実。さらに、ＷＢＡライトフライ級王座は井岡一翔（井岡）が今月に返上し、王座の動向次第では拓真がランク最上位となり、指名挑戦者となる可能性がある。次戦で日本最速の６戦目での世界奪取に挑む兄を超え、世界最速タイの３戦目での世界奪取も見えてくる。

　ジムの大橋秀行会長は「無謀と思われるかもしれないが、（勝利を）確信している。次に大きなチャンスがくると思うので、その挑戦のための挑戦」と、可能性を示唆。拓真も「自分のペースに持ち込めば勝てる相手。しっかり倒して次につなげたい」と自信を示した。

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