Windowsファイル検索で 数字1文字 や 括弧付き数字 を検索する方法(謎テクニック応用編)
前回の記事で、「☆」や「-」などを検索する際に、「~=☆」や「~=-」で検索すれば良いと紹介しました。今回は、より実用的な応用編として「(1)」のような括弧付き数字や、数字1文字を検索する方法を紹介するとともに、Windowsファイル検索の特徴を紹介します。
↓この画像の検索結果、ちょっと思った結果と違いませんか?
目次
なぜか検索できない
Windowsファイル検索をしていると、「なぜか検索に出てこない」がたまに発生します。
その具体例として、例えば「記号1文字」として「☆」「、」「。」「+」「-」などがあって、その対策として「~=」を使う方法を紹介しました。
今回は、数字周りでの検索の挙動と、「~=」の応用を紹介します。
数字が1文字が検索できない?
今回は、次のようなファイルを用意してみました。
「コピー (2)」のようなファイル名は、ウィンドウズでファイルをコピーしたときに、自動的に付けられる通し番号です。
「(4)」
ここで、「(4)」と検索してみます。
検索結果が、意図と違っています。これに悩まされたことのある人は、それなりにいるのではないかと思います。
「"(4)"」
「"」で囲ってみます。
このように、「"」を使っても、少し検索結果が変わるものの、それでも「(4)」を含まないものまで検索結果に表示されてしまっています。
こんな結果になってしまうのは、括弧が無視されている(特別扱いされている)というのもあるのですが、それに加えて「2014」の「4」を検索できていないことが気になります。
「4」
そこで、試しに「4」で検索してみます。
これを見ると、やはり「2014」の「4」が検索できていないということが分かります。
このあたりで、Windowsのファイル検索が単語の区切りを利用しているように見えるかと思います。
「2」
ここで「2」で検索すると、また違うことが起こります。
なぜか「2014」にHITしていることに注目してください。
「2014」が一つの単語のように認識されており、その頭からなら、検索にかかるようなのです。
実は、「2014」を検索するとき、「14」ではダメなのに、「20」では検索できたりしてしまいます。
ここまで見て、Windowsファイル検索の特徴が分かってきたと思うのですが、やはり普通に検索したい、つまり、今紹介した例を意図通りに検索したいと思ってしまいます。
解決策「~=」「~=""」
というわけで、ここからは、「~=」を使って、この問題を解決していきます。
数字1文字:「~=4」
まず一番簡単な「4」で検索できない問題を解決する「~=4」の結果を見てみます。
このように、数字1文字にも、「~=」が効果覿面で、見事に「4」一文字で検索できています。
数字2文字:「~=14」
今度は、単語扱いされるひとかたまりの先頭でないとうまくできないと紹介した、複数文字の数字「14」です。これは「~=14」とします。
これも、うまく「2014」を検索できるようになりました。
括弧付き数字:「~="(4)"」
次は、一番使いそうな、括弧付き数字です。
ただ、これは「~=(4)」ではうまくいきません。
見事に括弧を無視されてしまっています。また、2014にも引っかかっていません。
今回は、ダブルクオート(")を使って「~="(4)"」とすると、上手くいきます。
ようやく括弧付き数字の含まれるファイルを検索できました。
ちなみに、括弧だけの場合は、「~="("」とします。
まとめ
数字は「~=1」、括弧付き数字は「~="(2)"」のようにすればよいとわかりました。ここで、実は数字の場合も「~="1"」でもよいので、「~=」より「~=""」としたほうが、より無難です。
そして、さらに無難になると、名前検索を対象にした「名前:~=""」が、さらに無難です(これを使うと、ファイル名に「.」を含む検索もできる)。ただし、これはちょっとやり過ぎです。
というわけで、括弧付き数字までうまく検索できる「~="(2)"」を覚えておくと、いろいろ応用が利いて、今まで検索に出てこなかったものを、引っ張り出すことができると思います。