すず黄さんのエントリー

労働市場の是正は市場原理でというご意見を多数いただいておりますが、目下のところ労働問題の是正は専ら個別の労使関係あるいは労基署介入に頼りきっている有様でありまして、労組すら組織できない買い手市場の業界においては神の手も見えざるどころか不在の状態が長く続いておるようです。ご案内の通り、神の手は見えないのがミソでございまして、まあ怠けておっても見えないという、まことにうまくできているものでございます。シュレディンガーの神の手なんてどうでしょうか。どうもこうも。
あと、ワタミに文句があるなら最賃そのものを上げさせろという俺の空刑事編の安田一平のような豪快なご意見も拝見いたしましたが、本来最賃が想定している中小零細が軒並みとばっちりという影響を受けるのでどうかひとつバランス感覚というものを思い出していただければ僥倖です。
パンターの転輪が組み上がる頃なので、このお話はここまでにいたしとうございます。それでは。