Webページにある画像を右クリックして、うっかり「背景に設定」を選んで、意図せぬ画像を壁紙として登録してしまうことがある。また、共用パソコンなのに、いつの間にか壁紙を変えてしまう人がいる。こんな状況に困っているなら、壁紙を変更させないようにしてしまおう。
設定するには、管理者権限のあるユーザーでログオンし、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタが起動したら、以下のキーをたどる。
HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Policies
「Policies」を右クリックして「新規」−「キー」を選び、「ActiveDesktop」というキーを新規作成する。これを右クリックして、「新規」−「DWORD値」を選び、「NoChangingWallPaper」というDWORD値を作成する。これをダブルクリックして、「値のデータ」に半角数字の「1」を入力し[OK]ボタンをクリックする。
この操作を行うと、デスクトップを右クリックして「プロパティ」を選び、「画面のプロパティ」ダイアログの「デスクトップ」タブを開いても、「背景」や「参照」ボタンが無効になる。また、IEで画像を右クリックしたときに開くメニューでも、「背景に設定」は選べない。元に戻すには「ActiveDesktop」キーを削除すればよい。
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▲レジストリエディタで、HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Policiesの順にキーをたどり「Policies」を右クリックして「新規」−「キー」を選ぶ |
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▲「ActiveDesktop」というキーを新規作成する |
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▲「ActiveDesktop」を右クリックして、「新規」−「DWORD値」を選ぶ |
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▲「NoChangingWallPaper」というDWORD値を作成する |
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▲「値のデータ」に半角数字の「1」を入力し[OK]ボタンをクリックする |
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▲「デスクトップ」タブを開くと、「背景」や「参照」ボタンが無効になっている |
※レジストリの変更によりPCの起動などに支障をきたす場合があります。レジストリの変更の前には、バックアップを必ず行い、自己責任のもとに行ってください。