大阪 十三駅前の飲食店など11棟焼ける3月7日 14時33分
7日朝、大阪・淀川区の阪急電鉄・十三駅前の飲食店街から火が出て11棟が焼けました。
この火事によるけが人はないということで、警察と消防が火事の原因を調べています。
7日朝6時すぎ、大阪・淀川区十三本町1丁目の阪急電鉄十三駅前にある飲食店のトイレから火が出ていると、この店を経営する女性から消防に通報がありました。
60台が出て、火は11時間半後の午後5時40分ごろ消し止められましたが、飲食店など36の店舗が入った建物11棟合わせておよそ1500平方メートルが焼けました。
警察によりますと、けが人はないということです。
十三駅は、大阪中心部の梅田駅から北西におよそ2キロ離れたところにあり、京都や神戸などを結ぶ路線の乗り換え駅となっています。
火事が起きた現場は駅の西側の改札口を出てすぐの線路沿いの地域で、大衆酒場やスナックなど40店舗ほどの飲食店が密集しており、警察と消防が火事の原因を調べています。
阪急電鉄によりますと、火事の影響で西側の改札口が閉鎖されていますが、ダイヤは平常に戻っているということです。
また、この火事で7日朝7時前、大阪・北区の交差点で現場に向かって緊急走行していた消防車がオートバイと接触し、乗っていた42歳の男性が軽いけがをしたということです。
「トイレ付近から大きな爆発音がした」
火元とみられる飲食店で働いていた従業員の男性は「けさ6時ごろ、店内にあるトイレの付近から『バン、バン』と大きな爆発音がした。火の回りが早く、あっという間に店の2階や隣の店に燃え移っていった。トイレに火の気は無いので火事の原因は思いつかない。お店が燃えてしまい最悪な気分です」と話していました。
また、同じ飲食店の別の男性従業員は「ちゅう房にいたら隣の店のトイレの付近から大きな爆発音が2、3回して火事に気付き、店内にいた20人ほどの客を慌てて避難させました。私も、財布も持たず着の身着のままで逃げてきたので、店が燃えてしまったのではないかととても心配です。この周辺は古い店が多いため、火の回りが早かったのではないかと思います」と話していました。
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