バラエティー番組でドッキリ企画ってあるじゃないですか。
私はあれを見ることができません。
ドッキリが怖いんです。
嫌いとか倫理的に許せないとかではなく、ただ怖い。
他人にはあまり共感してもらえないのですが。
ちょっと前に、本仮屋ユイカが氷像か何かの除幕式で布を取る時に氷像を倒して壊してしまうというドッキリがやってました。
氷像は布に固定されていて元から倒れるようになっていたのですが、それを知らない本仮屋ユイカは舞台袖で泣きながら謝って、それでも後輩の前では気丈に振る舞い、最後は観客の前でネタバラシ。
ドッキリでよかったーというオチでした。
ドッキリに引っ掛けられた人にすごく感情移入してしまうんですよ。
自分の隣にいる人がものすごく怒られていたら自分も怒られているような気になったりもするのと同じで、萎縮って伝染するのかもしれません。
ガキの使いのビンタや罰ゲームとかはまだ笑って見ることができるんですけどね。
ガキ使は罰を受けている方に「そうはいってもおいしいぞ」的な匂いがするからでしょうか。
そういう覚悟ができていない人たちのガチの涙とかに弱いのかも。
純粋にかわいそうだとも思いますし。
ドッキリってただの罰ゲームよりも強いジャイアニズムが働いていると思うのです。
色々ひどいことしたけど、最終的に全て嘘だしゴールデンにも出られるからよかったじゃんみたいな。
結果よかったんだから怒るなよな!な!のような圧力もあると思います。
一気飲みを強要させるサークルを大学1年生の6月にやめた自分にとっては、ドッキリのようなジャイアニズムは他人事ではない何かを感じてしまうのです。
本仮屋ユイカ モトカリヤNOTE-ハタチのキモチ-(BOMB VISUAL BOOK)
- 作者: 山本絢子,BOMB編集部
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