昨年9月に自殺した大阪府警四條畷署刑事課の男性巡査長(当時28)に対し、怒鳴るなどの不適切な言動を繰り返したとして、府警は5日、同課に所属していた49歳と36歳の男性警部補を減給10分の1(6カ月)、33歳と29歳の男性巡査部長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。うち3人は同日、依願退職した。
府警によると、4人は昨年4~9月、巡査長を繰り返し大声で怒鳴るなどしたほか、巡査部長2人が同8月と9月、酒席で巡査長の腕時計を酒が入ったコップに入れるなど不適切な行為をした。
巡査長は昨年9月11日、自宅で首をつって自殺しているのが見つかった。警部補らは「早く一人前に育てようと厳しくしたが、やり過ぎてしまった」などと話しているという。
府警は「4人の行為は指導の範ちゅうを超え、度が過ぎており、厳正に処分した」と説明している。
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