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非正規から無期雇用のルール 特例決定3月7日 11時22分
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同じ会社で5年を超えて働いた非正規労働者を無期雇用に切り替えるルールについて、高度な知識と高い収入のある人が期間限定のプロジェクトなどで働く場合、無期雇用が義務づけられるまでの期間を10年に延長するとした特別措置法の案が7日の閣議で決まりました。
非正規労働者を巡っては雇用の安定を図るため、同じ会社で5年を超えて働いた場合、本人が希望すれば無期雇用に切り替えることが企業に義務づけられています。
しかし、研究や開発などの分野は一定期間で業務が終わることが多く、このルールを適用されると企業側の負担が大きいとして緩和を求める声が上がっていました。
このため法案では、高度な技術や知識があって高い収入を得ている人が期間限定のプロジェクトなどで働く場合、特例として無期雇用が義務づけられるまでの期間を10年に延長するとしています。
また、定年後、同じ会社や関連会社などで継続して働く人はルールの対象から外すことも盛り込まれています。
特例の対象者については、医師や弁護士のほか、年収1075万円以上ある技術者などが想定されていて、厚生労働省が今後具体的に決めるということです。
厚生労働省は今の国会で法案を成立させ来年4月から施行したいとしています。
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