スマホに電子書籍アプリの楽天koboをインストールしてログインしたら《Kobo初回ログイン特典 500円分クーポン》のメールが届いた。
500円は嬉しい。でも読みたい本の電子書籍が無かったりで、どうしようかな…と徘徊していて見つけた漫画《毎日がおひとりさま。-ゆるゆる独身三十路ライフ-》を買ってみた。700円だったので500円のクーポンを使って200円で購入。以前このブログで紹介した《結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日》と同じくゆる~い4コマ漫画だ。
(関連記事:精神科医・香山リカも泣いた - 独身女の心を描いた4コマ漫画)
《毎日がおひとりさま。》の主人公はフカザワナオコさん36歳。仕事はフリーのイラストレーター・漫画家(作者が主人公となっている)。実家から徒歩20分という距離にあるアパートで一人暮らしを満喫している。
恋人無し。趣味は晩酌。貯金はゼロ、でも楽観的。近所のお弁当屋さんで売っている270円の"のり弁"を愛している。袋ラーメン、トースト、納豆など、自分が食べる為だけの適当な自炊もする。友達とも会うが、仕事がフリーランスの為、基本的にひきこもり生活。金魚を飼っている。
この漫画は"ちびまる子ちゃん"のような、ゆるいギャグ漫画。36歳・恋人無しだけれど、特に将来などを悲観するような描写は無い。主人公は楽観的で、結婚なども考えていない(様子)。
お金が無くて銀行の残高が3000円になってしまって、金八先生のDVDを売ってお金に変えるなど結構ギリギリの生活をしている。(が、後半で母とハワイ旅行に行っている)
仕事は不安定でお金も無いものの、毎日"おひとりさま"を楽しんでいて、ものすごく羨ましくなる。
《結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日》の主人公はすーちゃん30代半ば(この作品は『すーちゃん』というタイトルの1作目から、『すーちゃんの恋』という4作目まであり、1作目では34歳、4作目で37歳になっている)
恋人無し。仕事はカフェの店員(店長になるも人間関係で悩み、続編で転職をする)。鹿児島県出身で一人暮らし。趣味は料理。年収320万円で、地道に貯めた貯金はもうすぐ200万円。
(1作目で)不倫をしている"まいちゃん"と、40歳手前で13年間彼氏がいない"さわ子さん"という友だちがいる。みんなそれぞれ悩みや不安を抱えながらも日々を暮らしている。
こちらは《毎日がおひとりさま。》に比べると少し切ない感じで、読んでいるとちょっと涙が出ちゃったりする。私達世代の微妙な心を上手に描いているので、思わず「分かる分かる」と言ってしまう。
【スポンサード リンク】
この2つの漫画は、自分と環境がすごく似ていて(36歳、独身、彼氏無し、一人暮らし、地方出身、高所得ではない)共感する部分が本当に多いのだけれど、1つだけ「私とは違うな…」と思うところがある。
それは、この2人の主人公に共通している事。"好きな事を仕事にしている"という事だ。
《毎日がおひとりさま。》の主人公がお金が無くても明るく暮らしているのは、やはり好きな仕事をしているからだろうし、すーちゃんは続編で転職するがやはり調理に関係する職に就く。
この2人に悲壮感が漂っていないのは、絶対にブレない「好き」が生活の軸となっているからだろう。結婚するかどうかも分からない…そこの幸せは望めなくても、仕事が好きなら救われるし幸せだ(なんなら周囲から羨ましがられるだろう)。
仕事が好きではない私は、そこだけ共感できなくて悲しい(T-T)
読んでいただきありがとうございました。