ろ過装置詐欺事件:コンサル社長再逮捕 信用保証を悪用

毎日新聞 2014年03月05日 22時48分

 雨水のろ過装置をめぐる詐欺事件で、愛知県警は5日、経営コンサルタント「水源」(名古屋市北区)の社長、中林正善被告(43)=詐欺罪などで起訴=を同容疑で再逮捕した。捜査2課は、中林容疑者が中小企業向けの信用保証制度を悪用して銀行から融資を受けていたとみている。

 逮捕容疑は2012年7月上旬、同市内の銀行支店に「ろ過装置の追加発注を静岡県内の病院から受けた」などとうそをつき、融資金1100万円をだまし取ったとしている。中林容疑者は容疑を認めているという。

 捜査2課によると、中林容疑者は架空の見積書を準備。名古屋市信用保証協会に出向き、信用保証を取り付けるなどして、銀行を信用させていたという。

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