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      オランダ人元捕虜に手帳を交付

      オランダ人元捕虜に手帳を交付

      原爆が投下された時に、長崎市内にあった捕虜収容所で被爆したとして、被爆者健康手帳の交付を申請していたオランダ人の93歳の元捕虜の男性について、長崎市は、被爆の事実が確認できたとして手帳を交付しました。
      被爆者健康手帳が交付されたのは現在、オランダに住むウィリー・ブッへルさん(93)です。
      ブッヘルさんは、太平洋戦争中に旧日本軍の捕虜となり、爆心地から1.7キロ離れた長崎市幸町にあった捕虜収容所近くの工場の敷地内で、がれきの撤去作業中に被爆したということです。
      ブッヘルさんは、来日しなくても被爆者健康手帳の交付を申請できることを知り、去年12月、オランダの日本大使館を通じて、長崎市に申請していました。
      これを受けて、長崎市が調査した結果、捕虜として収容されていた記録から被爆の事実が確認できたとして、2月21日、ブッヘルさんに被爆者健康手帳を交付しました。
      手帳は、オランダの日本大使館を通じてブッヘルさんに届けられるということです。
      長崎市によりますと、当時、収容所にいた外国人の捕虜およそ170人のうち、手帳が交付されたのは12人目だということです。
      支援活動をしてきた「在外被爆者支援連絡会」の平野伸人共同代表は、「被爆から70年近くたってようやく被爆者健康手帳を手にすることができた。国内外に限らずすべての被爆者を救済してもらいたい」と話しています。

      03月06日 12時33分