護衛艦「さみだれ」がソマリア沖アデン湾で海賊対処活動を実施…多国籍部隊傘下に入って初
レスポンス 1月22日(水)11時45分配信
防衛省は、派遣海賊対処行動水上部隊がソマリア沖アデン湾で海賊船に対応したと発表した。
1月18日午前3時07分(日本時間)頃、アデン湾東部を航行中の民間船舶が、ダウ船と小型船に襲撃されているとの情報を受け、護衛活動中の護衛艦「さみだれ」が搭載ヘリを発艦し現場に急行させた。
ヘリは、海賊船と思われる不審なダウ船と曳航されている小型船を発見、ダウ船の動向監視を実施し、ソマリア沖の海賊に対処している多国籍海賊対処部隊である「CTF151」の司令部に情報を提供した。
また、アデン湾を警戒監視中の海上自衛隊P-3Cがダウ船の動向監視を実施し、CTF151司令部に情報を提供した。その後、同司令部で調整した結果、現場海域に向け航行中のフランス艦艇が搭載ヘリを発艦、この艦艇が対象のダウ船に対して立入検査を実施して、その際、海賊らしいソマリア人5人を拘束した模様。
ダウ船自体はインド船籍で、この海賊に占拠されており、乗員は無事解放された。自衛隊の護衛艦、P-3Cの活動によって、今回ソマリア人の海賊に対して有効な措置が取れたとしている。
ソマリア沖アデン湾の海賊対策活動で、海上自衛隊の護衛艦が昨年7月からCTF151の傘下で活動を開始した中で、初めて実際に海賊に対しての対処した行動となった。
《レスポンス 編集部》
最終更新:1月22日(水)11時45分
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