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2014/03/06 Vol.0 インターネッ党とは一体何なのか。どこに向かって今何をしているのか。 #インターネッ党新聞

「インターネッ党新聞」は、インターネッ党(正式名称 Internet Party of Japan)の機関誌メルマガです。活動報告を中心に、ニュースキュレーションや政治コラム、専門家インタビューも織り交ぜながら発信していく予定です(毎月第1、第3木曜日に発行予定)。

創刊号となる今回は、インターネッ党が目指すものと今後の活動展開についてお伝えします。

 

《 目 次 》

・インターネッ党とは?我々が目指すもの
・インターネッ党の活動内容について

《インターネッ党とは?我々が目指すもの》

こんにちは。インターネッ党の情報発信全般を担当しています、高木新平です。今回はメルマガ創刊号ということで、インターネッ党とは何なのか。何を目指しているのかをまず書いてみたいと思います。(具体的な活動は別途下記に掲載)

インターネッ党というのは、その名から連想できるように形式上はいわゆる政治団体です。そもそもこの「インターネッ党」が創られたきっかけは、代表である家入一真の東京都知事選出馬です。その際にクラウドファンディングを活用した資金集めや、ソーシャルメディアの特性を生かした横に繋がる組織づくりを進めるために、出馬申請時に設立されました。ただし本格的な動き出しは、選挙後です。

正直に言えば、前回の都知事選で家入さんが勝つのが難しいことは最初から分かっていました。だけど出馬した。その理由は誰かが無理にでも声を上げて、変えなきゃいけない硬直化された空気があったからです。

※選挙に対する考えについては、ポリタスの記事にも書いていますので是非読んでください

⇒「家入一真」陣営から見る東京都知事選 http://politas.jp/articles/74

ここで何を言いたいかと言えば、政治に対して実感値をもてない人が増えていること。そういった無関心層が若い人を中心に多数派になっていること。どう考えてもおかしいのに、別の関わり方がなかなか生まれない。この現状に今までとは違うアイデアで答えようとしています。つまりそれは選挙だけではなく、選挙をきっかけに集まった人々とともに新しいムーブメントを起こしていこうと。

それは選挙期間中にネット上から集めた声で政策をつくる試み #ぼくらの政策 http://ieiri.net/ もそうだし、選挙落選後に行政の外で実行できる政策は実現化していくという宣言もそうです。つまり「インターネッ党」はこれまでの政治に代弁されることのなかった人々の声を集め、カタチにしていくためのプラットフォーム。またthe政治団体という堅いものではなく、政治的なものから距離を置いてしまっている人たちと社会をうまく接続する触媒としての緩やかなパーティー。

そんなイメージです。だから次のコラムで活動紹介するように、枠組みとしては色んな姿で出てくると思います。NPO法人、株式会社、いわゆる政党、互助会的なもの、メディア、ツールなどなど。今まさに、コアメンバーを中心に議論を重ねながら組織としての輪郭を描き始めています。様々な角度から現在の凝り固まった政治に風穴を開けていきますので、楽しみにしていてださい。

《インターネッ党の活動内容について》

はじめまして、うさみのりやと申します。

今後このメルマガでインターネッ党の動きについてご紹介させていただくこととなりました。実は私自身は都知事選では田母神陣営の支援をしていたのですが、選挙終了後インターネッ党の方々と話すうちに、そのダイナミックな動きと不思議な魅力とあと独特な「ゆるさ」に引き込まれて、気付いたらこちらの活動を手伝わせていただくことになりました(笑)このコーナーでは、多岐にわたるインターネッ党の動きを個人的な見解も交えて皆様に共有させていただきますので、なにとぞよろしくお願いします。

さて本題に戻りますと、インターネッ党の都知事選後の方針については選挙後の会見で家入さんから

(1)都知事選で掲げた120の「ぼくらの政策」のうちを民間レベルでできるものを勝手に実現していく
(2)未来を構想して、実行できるネットコミュニティを作るため機関誌となるメルマガを発行する
(3)新しい東京に変えていくため2020年までに東京23区全ての区長選立候補者を擁立していく

http://internetparty.jp/

という3つの方針が発表されています。そういう意味では今回のメルマガ発行はインターネッ党の活動方針の第一歩ということになりそうです(汗)今回は第一号ということで、メルマガ以外の柱である「ぼくらの政策の民間レベルでの実現」と「23区長への参戦」に向けての動きを御報告させていただきます。

【「ぼくらの政策」の民間レベルでの実現】

都知事選で「家入かずま」として掲げた120の政策について、現在インターネッ党としてどのように進めていくか早速議論を始めています。実際のところ「規制を緩和する」だとか「政府の規模を圧縮する」だとか「自衛隊と警察の連携体制を作る」だとかいった話は行政の力なしで進めるのは困難ですが、120の政策のうちだいたい2/3程度は何らかの形で民間でも実施できると考えています。とはいえ全てに同時に取り組むことはできないので、どういったことから手を付けていくか、ということを議論しているのですが、今のところ

①高齢者のデジタルディバイドの解消
-例えば若年層のボランティアが高齢者にスマホやタブレットの使い方を教える様なNPOを作るとか。

②引きこもりでも教育を受けることができるICTを使ったフリースクール
-例えばアメリカを中心に世界で広がってるオンライン教育システム「Kahn Academy」の翻訳プロジェクトを推進するとか

③子育て世代の母親に特化したワークシェアリングの実現
-例えば子育てママが在宅でもできる仕事(ライター、データ入力、翻訳など)をクラウドソーシングの枠組みを使って積極的に掘り起こすとか

といったテーマが上がっています。①の高齢者のデジタルディバイド解消に向けては具体的な動きも始まっており、家入さんが「お年寄りと繋がるプロジェクト」を早速立ち上げすでに200人以上のメンバーが集まっています。

https://www.facebook.com/groups/1426944834213880/

他のプロジェクトも含めてまだ企画・アイデア段階で、この先どうなるかわかりませんが、インターネッ党としてはこうした分野で個別にNPOや会社を設立して「社会的起業を通じて政策を実現する」ということを進めていきます。

この点がインターネッ党と既存の政党の大きく違うところだと感じています。今まで多くの政党では「議席を取らなければ大きなことはできない」と考えて、与党を追い詰めるために無益な批判や過激な政治活動に陥りがちでした。インターネッ党ではその考え方をやめて、例え議席が無くとも社会的な起業を通じて少しずつ政策を実現していき、その過程で政治とのかかわりを深めていく予定です。このようなアプローチがどのような政治の変化を生むのか現時点では全く分かりません。現在ただ一つ言えることは「なんとなくワクワクする」ということだけですが、それが家入さん言う「優しい革命」の始まりなのだと思います。

【東京23区長選について】

と、民間レベルでの活動の重要性をここまで述べてきたわけですが、他方で危機管理なり規制の在り方なり福祉なりで現実に行政が果たしている役割を考えると、民間だけで全ての社会的課題を解決することは困難なのでやはり政治との関わりは重要になってきます。そんなわけでインターネッ党としては一番身近で一番ミニマムな行政単位である東京23区の区長選に立候補者を擁立していくことを宣言しています。

では実際にどう区長選にかかわっていくかというと、単純に

 ①独自候補者を立てる、
 ②必要に応じて立候補者を推薦する、

という二つの選択肢が考えられます。ただ立ち上がったばかりの零細政党の私たちが東京23区全ての区長選に独自候補者を立てるのは資金的にも、資源的にも難しいのが実情です。なので現実的には①と②を併用していくことを考えていかなきゃいけないのですが、だからといってインターネッ党としてただ立候補者を推薦するだけではつまらない。。。。

そんなことを悩みながら、6月の中野区長選、7月の杉並区長選に対してインターネッ党としてどのように対応すべきか検討していたのですが、ここにきて志村豊志郎練馬区長が急死されたため(ご冥福をお祈りしています)練馬区長選が4月13日に告示、4月20日に投開票という予定で急遽行われることになりました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140302/CK2014030202000102.html

現実にこのタイミングでインターネッ党として練馬区長選に今から独自候補を立てて戦うのは難しいので、立候補者の推薦、という選択肢をとることを検討しており、実際区長選への立候補予定者にアプローチもしています。とはいえ先ほども言った通り、ただ「この人をインターネッ党として推薦します!!」と決めるだけでは面白くないので、色々と新しい取組を仕掛けることを検討しています。具体的なことは言えませんが、今までの区長選の在り方は候補者が選挙の前に業界団体や宗教団体や政党と裏で政策協定を結び組織票を固める一方、そうした情報から隔離された有権者は選挙直前にチラシやポスターを見て投票を決めるというような構図でした。これだと表で政策論争が出にくく、事前かつ裏のネゴシエーションで勝敗が決まっています。この前の都知事選も実質そのような勝負だったように思えます。

インターネッ党としてはこうした選挙の在り方にメスを入れて、ネットを使って事前の政策論争や候補者推薦の過程もオープンにするような取り組みができないかチャレンジしてみたいと思っています。みなさん練馬区長選「祭り」を楽しみにしていてください。早速家入さんも32歳の練馬区議のむらまつ一希(http://k-muramatsu.com/)議員と意見交換するなど動き出しています。

【まとめ】

ということで最近のインターネッ党の動きについてまとめさせていただきました。民間レベルでの政策実現についても、23区長選への対応についても、このメルマガについても、まだまだ動き始めたばかりですがサポーターの皆様と一緒に少しずつ大きなうねりに変えていきたいと思います。引き続き皆様よろしくお願いいたします!

機関誌メルマガ「インターネッ党新聞」Vol.0はこの辺りでお別れです。次号はきっと新しい発表ができるはずです。乞うご期待。

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