Pluripotent Cell Studies

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Mouse Blastocyst

 マウス胚盤胞。受精後卵割を開始し、32細胞期になると外側、内側の2種類の細胞からなる胚盤胞になる。それぞれ細胞群は栄養外胚葉、内部細胞塊といい、形態、機能、発生運命もまったく異なる。
 写真はそれぞれの細胞集団で特異的に発現している転写因子Cdx2(緑、栄養外胚葉)、Oct3(赤、内部細胞塊)の発現を見たものである。(撮影:豊岡)
Mouse blastocyst (phase-contrast microscope)
Green:Cdx2
Red:Oct3/4 (Immunostain)


Chimera Mouse

 キメラマウス。胚盤胞にES細胞を注入し(ブラストインジェクション)、それを仮親の子宮に戻し子供を産ませると、胚盤法由来の細胞とES細胞由来の細胞のまじったキメラマウスができる。
 ここでは毛色が茶色由来の胚盤胞にチンチラ(薄茶色)のES細胞を注入したため、毛色の異なる部分が存在している。(大塚)


Feederless mES Cells

 フィーダーレスES細胞。多くの研究室では、ES細胞を培養するのにフィーダー細胞としてマウス胎児性線維芽細胞を使用しているが、当研究室ではフィーダー細胞を用いずにES細胞を培養している。
 フィーダーレスでは、球状のコロニーを作らずゼラチンコート上に接着し扁平なコロニーを形成する。


EGFP Mouse

 グリーンマウス。ES細胞において緑色蛍光タンパクEGFP遺伝子を導入し、それも用いキメラマウスを作成した。ES細胞は胚体外組織にも分化できる能力を持っているが、通常の方法によってキメラマウスを作製すると すべて胚体組織に分化する。


CDB 2006 Annual Report

 2006年 CDB研究年報(英語版)より頂きました。
CDBの年報はWeb上で見ることができます。最新版(HTML版)は、こちら。(英語のみ)
You can see the latest annual report.(HTML) → Here


mES cell (Scanning electron microscope)

 マウスES細胞の走査電子顕微鏡像。Oct-3/4遺伝子の下流に薬剤耐性遺伝子をつなぎ、その抗生物質をかけて続けて培養することによりOct3/4の発現が保証されたコロニーだけを培養することが出来る (stem cell selection)。この写真はPuromycinでstem cell selectionかけたES細胞のコロニー、継代後3日後のもの。
 コロニー形態にも、盛り上がっているもの平べったいものと、バリエーションがある。(豊岡)


Human ES Cells with Feeder Cells

 マウス胎児性線維芽細胞をフィーダーとして培養したヒトES細胞(KhES-1細胞)。
(左)明視野。(中央)転写因子OCT3/4の発現を、抗OCT4モノクローナル抗体(C-10;サンタクルーズ社)により検出。 (右)Hoechst33258を用いた核染色像。(撮影:北島)
Human ES Cells (KhES-1) with MEFs
left:bright field
center:Oct3/4(anti-Oct4 polyclonal antibody C-10,Santa cruz biotechnologyinc)
right:Hoechst33258


Human ES Cells on feederless culture

 サイドバーの写真です。
 プラスチックディッシュにマトリゲルを敷き、フィーダー細胞を用いずに培養したヒトES細胞(KhES-1細胞)。
フィーダーとなるマウス胎児性線維芽細胞を培養した培地(培養上清、Conditioned Medium)を用いることで、フィーダー細胞と共培養せずにヒトES細胞の培養を行うことが出来る。このことからフィーダー細胞から放出されるなんらかの液性因子が未分化性や増殖能を寄与していると考えられる。
Human ES Cells (KhES-1) on Matrigel cort dish with MEF conditioned Medium


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