銀座のマチ弁から勝どきの宅弁へ(弁護士遠藤きみのブログ) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-05-17

[][] 5月17日 特養18日目(職印の再登録、弁論準備期日,老弁、施設サービス計画検討会議) 20:27

 昨日、夫宛に所属弁護士会から、職印の再登録についての連絡のFAXが届いたので、その手続に必要という委任状の用紙の送信依頼をしておいたところ、今朝委任状の用紙が送信されてきた。

 本人の氏名欄には「自署」と付記されているが、夫には無理(右手は麻痺、左手による筆記はしたことがなく、練習させようと,ボールペンを握らせようとしたことが何度もあるが、すべて拒否)。

 事務所に戻れるようになるまでは、印鑑証明書が必要ということもないであろうから、再登録の手続をどうしても今すぐしておかなければならないというわけでもないと考え、なにもせずにおくことに。

12時少し前に事務所を出て,松坂屋の先の銀行に寄った後,日比谷線で裁判所へ。

 12時50分に着き,簡単なものなら,食べる時間がありそうと考えて,地下の食堂へ。

 ビーフカレーを急ぎいただいた後,12階の民事〇〇部へ。

 依頼者の〇〇さんは既に見えていて,出頭カードへの記入を済ませた後,持参した依頼者お二人用の書面を渡した。

 1時30分から弁論準備期日。

 今回提出させていただいた書証のほかに,既に申込み済みで,間もなく届く予定の空中写真5枚と土地台帳の写しなどを提出するとともに,更に詳細な説明を記載した準備書面を作成して提出する予定ということを述べ,続行に。

 相手方代理人から,「先生の事務所へ何度も電話したが,いつも留守だった」と何度も(裁判官の前でも)怒ったような口調で言われたので,廊下に出てから,「夫が病気になってこれこれしかじか,毎日午後神奈川まで面会に行っていたが、先月末、ようやく近くの施設に移れたので,午後も事務所にいられるようになった。一人でやっているので,裁判所などに出掛けている間は,不在になってしまう」という説明をさせていただいたら,それまで怒っていた顔が優しい笑顔に変わって,「そうですか。それは大変ですね。せいぜい頑張ってください。」と言われた。

 相手方代理人も随分ご高齢のよう。期別名簿で調べたら20期。

 一昨日判決言渡しがあった事件の相手方のお一人の代理人もご高齢で,なんと10期。

 ついでに,間もなく判決言渡し予定の事件の相手方代理人もご高齢のようなので、何期なのかと調べてみたら,私と同じ25期。

 

 弁護士会館の面談室で2時半頃まで打合せをして,依頼者と別れた後,数寄屋橋の停留所からバスに乗って,勝どき橋南詰で下車。スカイツリー行きが来るのはまだ先のようなので,タクシーで晴海一丁目へ。

 3時30分からの「施設サービス計画検討会議」にきりぎりで間に合った。

 出席者は,施設長さんを筆頭に,担当のスタッフ全員と家族まですべて女性。

 介護の担当者から,週2回の入浴日は,疲れるので,それ以外の日の午前11時からの昼の時間,離床させていただけるというお話があったので,できるだけその時間帯に面会に来るようにして,離床中の夫の付添いをさせていただくようにしたいということなど申し上げた。

 管理栄養士さんには,もう少し様子を見てからで結構だが,老健当時の脱水症と昨年暮れの腎盂腎炎による闘病との関係で,足が非常に細くなってしまっていて,立ち上がるのも大変な状態になっているので,もう少し栄養の量を増やしていただけたら(現在は1200カロリー,前の病院では,退院直前は,1400カロリー)という希望を述べさせていただいた。

 

 4時に,会議を終えて,夫の部屋に戻ったら,夫は,目を覚ましていたので,会議でどんな話が出たか,手短かに報告。

 

 今日は,随分穏やかな,しっかりした表情。

 「明日は,午後中大の学員会の総会に出席するので,午前中に面会に来ます」と言って,5時半頃お別れ。



 

 

 

 

 

 

[][]5月16日 特養17日目(法務局豊島出張所へ、鶴巻温泉病院からの宅急便07:22

 今朝は、自宅から東京法務局豊島出張所へ直行。交通費(依頼者負担)の節約のため、巣鴨までは、都バスと都営地下鉄を利用。その後JRで池袋まで。池袋から徒歩10分と書いてあったが、もう少しかかった。

 境界確定訴訟で相手方から係争地一帯は、国が分筆して、民間に払い下げるまでは、官有地で、争われている境界は、その時点で決められたものであるかのような主張がされたので、そんなことはなく、それぞれ分筆前の○○○番と○○○番の両土地は、地租改正のための官民有区分によって民有地とされて、地番が付された土地で、両土地の境界はその時点で決められて、今日に至っているもの、相手方の先々代への払下げの直前に国有だった期間は僅かで、前所有者からの相続税の物納の結果によるもので、係争両土地を含む一帯の土地が昔から官有地だったということではないという当方の主張事実の立証資料のひとつとして、上記物納がされて国有となった当時の○○○番1の土地の閉鎖登記簿謄本の交付を受けようというもの。

 最初の申請で交付された謄本には払下げ以降の所有権移転の記載しかなし。

 もっと前のものでなければ駄目だが、順番に申請したのでは、手数料が大変。

 受付の方に「終戦直後の権利関係を確認したいのですが」と言って、該当の記載がある閉鎖登記簿の謄本が欲しいと説明したら、バッチリのものを探し出してくださった。

 11時頃事務所に戻って、交付を受けてきた謄本を含む証拠説明書と文書送付書の作成をした後、これらの文書と謄本の写しを、裁判所と相手方代理人へFAX送信。

 その後、すべて無事に済んだことを依頼者お二人にメールで報告。

(依頼者からは、帰宅後、「明朝法務局に行く」という私からの連絡のメールを見た後、自分の方が出張所に近いので、取りに行こうと考えて、昨晩遅く事務所に電話したが、間に合わなかったという返信)

 2時頃,再配達のお願いをしていた宅急便の配達。

 鶴巻温泉病院から,クリーニングに出していた洗濯物2袋。丁寧な手紙も。

 早速4東のチームステーションにお礼の電話。クラークさんが出られたので,洗濯物のお礼のほか,お陰さまで,夫が新しい施設で元気にやっていることもお伝えした。

 2時半頃事務所を出て、特養へ。

 夫は、疲れていたのか、今日はほとんど眠っていた。

 汗をかいていたので、小さな団扇で暫く扇いでやった。

 4時15分に夫に「明日は3時半からのカンファランスに間に合うように来ます」と声を掛けて、お別れ。

 フジマートで買物をしてから、バスに乗って、事務所へ。