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ウクライナ危機に関する分析、米国防総省とCIAで不一致=関係筋

2014年 03月 6日 18:03 JST
 
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[ワシントン 5日 ロイター] -米情報当局にとってウクライナに関する問題は最近まで優先度が低く、急速に緊迫化したクリミア半島情勢に関する報告も、まだら模様の不完全な状態だったという。米治安当局者らが今週明らかにした。

2人の国家安全当局筋によると、中央情報局(CIA)はロシアがウクライナ南部のクリミア半島に軍事介入する直前に、その危険が差し迫っていることを政策立案者に警告していた。

CIAの報道官は4日、ロイターに対し「ウクライナで政治不安が起きてから、CIAは政策立案者が正確かつタイムリーに状況を把握できるよう定期的に情報をアップデートしてきた」とし、その中にはロシアが軍事介入するシナリオも含まれていたと明かした。

一方、匿名の当局筋によると、国防総省の情報機関である国防情報局(DIA)は、そのよう事態が起きる可能性は低いと判断していたという。この件に関し、DIAはコメントを差し控えた。

現役の当局者や引退した治安関係者は、問題の1つとして、最近までオバマ大統領の政策顧問も情報機関も、情報収集面でウクライナを重要度の高い国として見ていなかったことを指摘した。

約1年前にホワイトハウスが作成した機密文書によれば、レベル1が最も重要度が高い5段階評価で、ウクライナはレベル4─5とされていた。この評価は最近引き上げられたが、ある治安当局筋によると、ロシアがクリミアに軍事介入した2月28日までは最高レベルには引き上げられなかったという。

*誤字を修正して再送します。

 
 

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3月5日、ウクライナ危機に関する分析で、米CIAと米国防総省の情報機関であるDIAの間では、見解が分かれていたことが明らかに。写真はCIA本部で2008年8月撮影(2014年 ロイター/Larry Downing)
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