よーこの看護師転職奮闘記


就職前に知っておきたい、あなたが知らないナースの転職・求人裏情報。

看護師同士では常識だけど、一般の人にはあまり知られていない裏事情。

白衣の天使といいますが、底意地の悪さでは悪魔的素質を開花させた人々がちらほら見られるものです。

 

ここでは、これから看護師を目指す方がイメージとのギャップに苦しまないよう、私個人に寄せられた質問のなかで特に多かったものをピックアップしてお答えしています。もちろん、すべて本音&実話の胸糞悪いわんぱくなお話ですよ。

 

就職に役立つスキル的なものよりは、入職してからの何気ない質問の方が多いので、看護師になりたい人に限らず、病院の裏事情に興味のある一般の方も楽しんでいただけると嬉しいです!

 

 

ナースという理由だけでモテると聞きましたが。

イラスト”白衣の天使”なんて迷惑な素敵なキャッチコピーがあるおかげで、男性ウケは悪くないと思います。

 

でも、『看護師』に食い付いてくる男は、職業にヘンな下半身的妄想をプラスしている傾向があるので警戒した方がいいかも。「制服着てくれ」は、99%の確率で懇願されます。殿方たちが憧れを抱く天使様とやらが着ている白衣は、ボールペンのインクや薬品や患者さんのいろいろなモノが付着しているのに。(それでも良かったら着てあげます)


他には、「収入がいい」「安定している」という理由で寄ってくる、清々しいほど他力本願なダメ男もいますが(たいてい年収が低い or 不安定)、かかわると不幸になる確率が高すぎるので上手くあしらいましょう。

 

「失せろ小者」

 

とか間違っても口にしないように。逆襲に遭います。

 

なお、合コンなどで看護師であることを明かすときは注意が必要です。下手をすると、恋のときめきトークどころか職場とほぼ変わらない健康相談会と化すことがあります。…なんて言いつつ、いつも健康相談会を開催してしまっている私(;・∀・)

 

ドクターとの恋愛はよくありますか?
看護師は遊びの対象でしかないとよく聞きますが・・・

一般的な会社で職場恋愛があるように、病院でも看護師と医者のカップルは普通に存在します。ドクターに限らず、放射線技師さんとか、他の医療従事者とナースの恋愛もあります。

 

「どうしても医師と恋愛したい」
「医者の妻になるために私はナースを目指したのよ」

 

など、別の意味で高い志を持って医療業界に入ってきた人には素晴らしい環境でしょうね。

 

でも医師には遊び人も多いので要注意ですよ。若くてちょっとイケメンなら女性に不自由しないでしょうから。

脳みそが下半身に乗っ取られた奇病を持つドクターは、二股だろうが不倫だろうがお構いなしに行動します。

もちろん、そんな輩に引っかかってしまうと後で自分が苦しくなるだけです。

 

そうそう、一部で「医師が看護師と結婚すると負け組だ」なんて言われていますが、そんなふうに考える先生がいるのは事実です。若くて可愛いナースの皆さん、ガードを固めていきましょうね。

 

−患者さんから告白されたことありますか?

イラスト患者さんとの恋愛もあるにはありますよ。そりゃ、女性ばっかりの職場だし、若くてカッコイイ患者さんが入院してきたらメイクも直します。

 

でも、やっぱり患者さんは患者さん。恋愛感情はわきにくいです。

 

患者さんからお誘いを受けることもありますが、アプローチされても正直困るっていう人が大半だと思います。

仕事中ですし、これでも気を張ってますからね。一つのミスがどんな大きな医療事故につながるか分かりませんから。
好みのタイプなら、ちょっぴり優しくなるとか、お話する時間が長くなるとか、プラスαの部分が出る程度でしょうか。

 

あとは、若い患者さんは短期入院が多いし、そんな仲に発展する前に退院しちゃうっていう単純な現実もあります。じゃあ長期入院なら良いのか?というと、それはそれで健康面が不安なので彼氏候補としてはちょっと・・・(笑)。

整形外科だと、患者さんの多くはケガで動けないだけだし、長く献身的に看護しているなかでお互いに恋が芽生える確率は高いかもですね。

 

なかには、いきなり大きめの声で電話番号を聞いてきたり、自分の番号を記した紙を不自然なタイミングで渡してくる暴走気味の人もいますが、動揺せず無視またはシュレッダーにかけましょう。後者の場合はそもそも受け取らないのも有りです。個人情報の関係で受け取ったナースも怒られる可能性がありますから。

 

退院後に手紙で伝えてくる方もいます。感謝の気持ちを手紙で伝えてくださる患者さんは少なくないので、あまりにあからさまな内容だったらともかく、心のこもった文章で、なおかつ連絡先がさらっと書いてあったら……後は個人にお任せします(●´ω`●)

 

看護師は新人離職率が高いそうですが、
新人ナースにとってそんなにキツイ職場なのでしょうか?

イラストそうですね、実際にやってみないとわからない辛さはあると思います。ただ、仕事の辛さと離職率は必ずしも比例しないと思っています。

 

要は、卒後教育の環境次第なんですよね。良いプリセプター、頼れる上司、痛みを分かち合える同期、こんな環境なら、少々のことでは辞めないと思うんです。

 

でも実際は違って、プリセプターは(自分のことだけで)テンパッてるわ、師長は超気分屋だわ、同期は消えていくわ・・・これじゃあ嫌になるのも無理ないです。インターネットでブラック企業の話題をよく目にしますが、病院なんてほとんどが漆黒の闇レベルで我ながらよく生き残ってるなと思います。

 

人をしっかり育てようと頑張ってる病院は本当に努力しています。頻繁に研修を開いたり、師長さんが直々にヒアリングしてくれたり。ちょっと過保護すぎるんでない?と思う病院もありますが、私が今から新卒に戻るなら、そういう環境があるかないかを重点的にチェックします。小さな民間病院でも、充実しているところはたくさんありますよ。

 

とはいえ、いくら教育環境が整っていても、ここ最近は少し注意しただけでバックレる新米看護師が増え、そういう子にはどうやって接していいかわからない・・・。能力うんぬんの前にやる気が感じられないというか。そのくせ休みの申請はベテラン並に図々しく、コイツ磨けば大物になるんじゃないか?と器のデカさを感じさせてくれます。

 

アラサーやアラフォーでも看護師になれますか?

イラスト結論から言うと、大丈夫です! 看護師に限らず、医療業界は社会人経験者からの転職が多い世界です。

 

看護師国家試験の心配をしている人がいますが、合格率は例年約90%ですから、よほどナメてかからない限り落ちることはないでしょう(といっても中間テストみたいな一夜漬けでは受かりませんよ)。

 

しかし、年齢がハンデになることはないの?と問われると微妙で、やっぱり不利になることもあるでしょう。事実、某病院の事務系のお偉いさんは、ある就職フェアで「うちは歳食った看護師なんか来ていらん」と口にしていました。

ひでえおっさんだなと思いましたが、「どんな人でも何歳でもいいからうちに来て!」なんて言われるよりはマシかもしれません。そういった病院は、いろんな問題が根底にある結果、まったく人が足りなくなったブラック求人である恐れがありますから。

 

働く側自身がハンデを感じることもあります。同期の多くは20歳やそこらの小娘お嬢さんですから、まず話を合わせるのが大変でしょう。プリセプターが年下の可能性も十分ありますし、気遣いが多いと思います。もちろん、そのあたりは承知の上で入って来られるでしょうが、覚悟していた以上に気疲れするかもしれません。

 

なお、私の経験上、下手に社会人経験のある人はプライドが高く、こちらの指示に素直に従わない傾向がありますが、本当に困るので新人の間は大人しく指示に従ってください(>_<)

 

夜勤に耐えられる自信がないのですが、実際どんな感じですか?

イラスト新人時代は、単に慣れの問題もあって結構キツイと思います。人数も少ないですし、運が悪いと忙殺状態になります。

また、深夜に徘徊する認知症のおじいちゃんなどは、何かあったら非常に危険という意味では幽霊よりも怖いです。

 

逆に、30歳を越えると、精神的な余裕と引き換えに、体力的にきつく感じることが多くなってきます。私自身は20第後半のときがいちばん楽に感じたかなぁ、と。看護学校の同級生で違う病院に就職した友達は、「いくつになっても辛いもんは辛い」「朝の太陽がまぶしすぎて身体に悪い」などとタバコの煙をくゆらせながら言ってましたが、彼女の病院は3交代だからかもしれません。2交代がいいか3交代がいいかは個人の好みもありますが、やっぱり3交代だと疲れが取りきれないと感じる人が多いようです。

 

「友達と疎遠になる」

「彼氏に会えない」
「肌が荒れる」

「なんか太る」

 

などデメリットが目立ちますが、夜勤を乗り越えないことには話になりません。将来のため、夜勤手当のために頑張りましょう。

 

職場の人間関係が劣悪と聞きますが、本当ですか?
一般論で教えてください。

イラストハッキリ言ってクソ悪いです。…あ、いえ、一般論でと聞かれたからつい…。

 

でも、ただでさえ陰湿になりがちな女性ばかりの職場で、なおかつ忙しいとくれば、みんな仲良しこよしでいられるわけがありません。影口のたたき合い、足のひっぱり合い、新人が使えない、天賦の才で上に媚びる同僚が見ていてイラつく等々。

 

人間関係が悪いとすべてが嫌になってくるので厄介です。カオスと化した人間関係をビシっとまとめられる上司がいれば話が別ですが、上司も人間で一人の女性なのでなかなか難しく…。今日もどろどろの人間関係のなか勤務して参ります。

 

あ、誤解なきように言っておきますが、人間関係がマシな環境もありますよ!(※良いではなく、マシ。ここ試験に出ます。)

 

男性看護師は肩身が狭そうですが、どんな扱いを受けるのですか?

イラストご想像のとおり、男性看護師は肩身が狭いと思います(あくまで私の病棟では、ですよ)。

 

一度、興味を持って、後輩の男性看護師O君を捕まえて聞いてみたことがありますが、やっぱりマイノリティであるのが一番の辛さのようです。女性同士は妙な派閥もあるので、そんな間に挟まれたらどうしていいかわからないと・・・。ごもっとも!

 

また、患者さんは男性看護師にケアされるのを嫌がることがあり、これは女性だけでなく、男性患者さんの中にもそういった方がおられます。長い間、「看護師=女性」のイメージが強すぎたせいでしょう。

 

このように、性別が障壁になって仕事に制限がかかるのも精神的ダメージがあるそうです。O君はもう慣れたそうですが、初めはやっぱりグサっときた、と。仕方ないとはいえ、拒絶されるのは辛いですよね。

 

しかし、精神科など、男性看護師が活躍している職場もありますよ。また、業務上、力仕事もあるので、そういう時に男性看護師がいると頼りになります。

 

余談ですが、途中、私のインタビューに導かれて饒舌になったO君は、「女性の散らかし方って男以上に汚くて不快です」と質問していないことまで話してくれ、やっぱりいろいろ溜まってるんだなと思いました。

 

配属先によって忙しさが違いますよね?今のところ特に希望がないのですが
ここはやめとけ!みたいなのはありますか?

イラストあくまで一般論で答えますが、ICUや手術室はやあまり人気がないです。私が新人のときも、正直その2科は避けたいと思っていました。

 

ICUは単純にキツそうだから不人気です。「忙殺」「殺伐」といった病院的にはそぐわない漢字が似合う環境で、責任感がキャパを超えて重くのしかかる感じ……。実際、私と同じような考えでICUを避けていた同期がたくさんいました。もちろん、希望していく人もいましたが。(病院は変わりましたが、今もバリバリ働いています。すごい!)

 

手術室は、「患者さんとお話する機会がほぼない」「看護技術が特殊すぎる」という2点で不人気ですね。特に看護技術については、一般的なスキル(採血、注射、保清など)が身につかないことから、新卒でいきなり配属されると厳しいものを感じます。

 

逆に、人気があるのは幅広く学べる内科や循環器。循環器は難易度が高いですが、心電図が読めるとその後のキャリアにも役立ちますよ。

命にあまり関係ない科がいい人は整形外科など。急変もなく、患者さんの回復が目に見えてわかるのでモチベーションを維持しやすいです。出会いもあるかも?

 

キャリアのスタートとなる配属先は重要です。ローテーション研修を通してしっかり考え、自分にぴったりの科を希望してみてください。ただ、希望はあくまで希望なので、自分の望みと違っても気を落とさず、頑張って気持ちを切り替えましょう。

 

患者さんの暴言やセクハラが酷すぎると聞きましたが

イラストええ、余裕であります。むしろ、そんな経験がない看護師はほぼいないのではと思います。

 

個別の事例について詳しくは書けませんが、バカだのヘタだのシネだのはしょっちゅうですね。

「チェンジだブス」と言われたときは、(そういう店じゃねーよ ww)と心の中でつっこみ、逆に笑いが込みあげてきましたが、その後も言われ続けたので気が滅入りました。

 

強引に触ってくる人もいますよ。病院じゃなかったら強制わいせつ罪レベルです。あまりにひどいと強制退院もありますが、多くのケースで”看護師が我慢すれば済むこと”で片付けられます。

 

ベテランの看護師さんは「はい、そうですね〜」とか、「興奮するとお体に悪いですよ〜」とか上手にかわしておられます。一時期、そうした患者さんとのコミュニケーションに悩んだこともありましたが、先輩の姿を見て単に私が未熟なだけと悟りました。

 

ナースになって良かったこと、悪かったことを教えてください。

イラスト簡単なようでなかなか難しい質問ですね。パッと思いつく限りですが、主なものを箇条書きにしてみました。

 

【良かったこと】

・資格の力が絶大

・待遇がいい

・人に感謝される

・根性が付く

・生きていく上で役立つ知識と技術が身につく

 

私が思う最大のメリットは、患者さんやご家族に感謝されること。いや本当です!これがあるからなんとか続けていられるんですよ。よほど打算的にこの仕事を選ばない以上、看護師になる人はみんな世話好きですから、お世話した人が元気になって喜んでくれたら、それまでの疲れも吹っ飛びます。まあ、一瞬だけなんですけど。

 

資格の力は、さすがは業務独占資格!看護師資格があるおかげで、全国どこででも仕事ができます。既婚者だと夫の転勤で引越しする可能性もありますから、その点でも安心。収入が比較的安定しているのもありがたいです。

 

医療知識があるおかげで、自分や家族、大切な人が病気のときは確実に助けになれるのもメリットですね。もっともこれはデメリットも内包していますが…。(後述)

 

【悪かったこと】

・仕事がキツイ

・責任重大

・女の世界

・日々勉強

・周囲が気軽に健康相談をしてくる

 

逆にデメリットは仕事がしんどい、患者さんの命を預かるので責任が重い、日々進化する医療技術に付いていくのが大変など、職業そのもののハードさが目立ちますね。体力的には本当に厳しいです。給料が高いといっても、労働に見合うだけの賃金はもらっていないと主張する看護師もいます。

 

他には、医療知識があるからといってあれこれ健康相談をされても困ることがあります。家族ならまだしも、そこまで親しくない友人とか特に。下手に病名を言うわけにいかないし、「私に聞かずに病院行けよ」といつも心ので返答しているのですが、そのうち本当に声に出して言ってやろうと思っています。