NHKの籾井勝人会長の6日の定例会見での主なやりとりは以下の通り。

Q 理事に辞表を提出させた理由を改めて。

A籾井 私はまあ、外からきた人間でございますので、やはり、皆一体となってやるためには、相当の緊張感がいるということで、辞表を書いて下さいということをお願いしたわけでございます。それによって醸し出す緊張感でもって、皆で一丸となってNHKをやっていこうというつもりでした。

Q 会長は色んなご経験からそう思われたのか。

A籾井 そうですね、前の会社でもこういうことをやったわけではないですが、やはり一番大事なのは、役員の皆さんにその気になって一緒にやってもらおうということが、まずやらなければいけないことだと思ったので、私はそういう形でお願いしたわけです。

Q 他の会社でもやっていることだという国会での発言もあったが、NHKの組織と一般の企業の組織は違う。通常の企業は取締役会が社長解任もできるが、NHKはそういう制度がない。そういう意味では会長が理事に対してとても強い権限を持っている組織だと思う。その中で強い権限があるのにさらに辞表を取るとなると、理事や職員が萎縮するということはお考えにならなかったか。

A籾井 私はそうは考えておりません。やはり役員までやっている方々ですから、そういうことで萎縮すると全く考えていませんし、現実にみなさんが萎縮して仕事をしているとは思いません。国会でも、NHKの役員には社長罷免(ひめん)権はないと言われたこともあるんですけれども、同時に、経営委員会には会長罷免権があるわけですね。民間会社とNHKというのは、会長という立場と社長という立場はそんなに変わらないと思っています。