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汚染水流出で全漁連が原因究明要請2月28日 14時08分
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東京電力福島第一原子力発電所で今月、タンクに水が入りすぎて汚染水およそ100トンが流出した問題で、全漁連=全国漁業協同組合連合会は「地元の漁業者に計り知れない不安を与えた」などとして28日、国に対して早急に原因究明を行うよう要請しました。
この問題は、福島第一原発で今月山側にあるタンクに水が入りすぎ、汚染水およそ100トンが敷地内の地面に流出したもので、東京電力は本来閉じているはずの配管の弁を誰かが開けたのが原因とみて調べています。
全漁連の岸会長は28日、経済産業省を訪れ赤羽副大臣に対して早急に原因の究明を行うよう求める要請書を手渡しました。
この中で、「人的ミスとも考えられる要因で漏えいが発生し、地元の漁業者に計り知れない不安を与えている」として、汚染水の回収に向けて指導を徹底することや海水や水産物への影響について監視を強化し十分な情報提供を行うことなどを求めています。
これに対し、赤羽副大臣は「迷惑や心配をおかけして心からおわびします。同じ間違いを繰り返さないよう責任を追及していく」と述べました。
要請のあと岸会長は「一日も早い操業再開を願う漁業者の期待を裏切り、極めて遺憾だ。国がしっかり指導して対策を進めて欲しい」と述べました。
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