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運転手の勤務など調べる
03月05日 19時00分

運転手の勤務など調べる
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3日、富山県の北陸自動車道のサービスエリアで夜行バスが大型トラックと衝突した事故で、運転手が事故の当日まで11日間連続で勤務していたことなどから、宮城労働局は、運転手の勤務や健康診断の記録を分析するなどして過剰な勤務がなかったか詳しく調べています。
国は、バスやトラックなどの運転手について、2週間に1日は休暇を取らせ、連続で勤務できる日数の上限を13日までとするよう労働基準法などで定めています。
宮城交通によりますと、事故を起こしたバスの運転手は、事故の当日まで11日間連続で勤務し、先月1か月の間の休みは3日だったということです。
宮城労働局によりますと、法律上は連続勤務は13日まで認められ、休みは最低で2週間に1日でも違反ではないということです。
しかし、労働局は「あくまで勤務時間に歯止めをかけるための決まりであって、2週間に1度しか休暇が取れない状況が続けば過労に陥る危険はある」としています。
また、バス業界の関係者も「乗客を乗せて安全に運行するためには運転手の体調管理などが重要で法律違反がなくても、今回のような長期の連続勤務などが続いていたとしたら異常な状況だ」と指摘しています。
このため、労働局は、宮城交通が任意提出した運転手の勤務状況や健康診断の記録などを分析するとともに、勤務管理の責任者に話を聞くなどして過剰な勤務がなかったか詳しく調べています。