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葛尾村など避難指示の解除見込み延期へ
2月28日 12時29分

葛尾村など避難指示の解除見込み延期へ
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東京電力福島第一原発の事故で、避難指示が出されている福島県の飯舘村と葛尾村の一部の地域について政府は除染などが遅れているとして、来月としていた避難指示を解除する見込みの時期を1年間延期する方針を固めました。

延期の対象となるのは、葛尾村と飯舘村の住民の早期帰還を目指す避難指示解除準備区域の全域と、引き続き避難を求める「居住制限区域」の一部の合わせておよそ2000世帯です。
政府はこれらの地域について、事故から3年後となる来月を避難指示を解除する見込みの時期としていましたが、除染やインフラの復旧が遅れて来月の解除は難しいとして、解除の見込み時期を1年後の来年3月に延期する方針を固めました。
解除の見込み時期が延期されるのは初めてです。
避難指示解除の見込み時期は住民に支払われる賠償の基準とするための目安として、政府が避難区域の自治体の一部で設定しているもので、延期で賠償金が増えることになります。
政府は今後、除染やインフラ復旧の進捗(しんちょく)などを基に、今後、村や住民と協議しながら具体的な解除の時期を検討したいとしています。
一方で、政府は田村市都路地区に出されていた避難指示については、原発事故の避難区域で初めて、4月1日に解除する方針を明らかにしています。

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