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川内原発 安全審査終了へ前進か
3月6日 6時57分

川内原発 安全審査終了へ前進か
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鹿児島県にある川内原子力発電所の運転再開を目指す九州電力は、原子力規制委員会の安全審査で、重視されている地震の揺れの想定について、厳しく見直す案を5日示しました。
規制委員会が今後妥当と判断すると、川内原発は、運転再開の前提となる審査の終了に向け、大きく前進することになります。

運転再開の前提となる安全審査を巡っては、10の原発が申請していますが、原子力規制委員会は先行している6つの中から今月半ばをめどに優先的に審査を進める原発を決めることにしています。
5日の審査会合では、6原発の1つ、川内原発の1号機2号機の議論が行われ、九州電力は、審査で重視されている「基準地震動」と呼ばれる地震の揺れの想定について、東日本大震災前の540ガルからより厳しい620ガルに見直す案を示しました。
規制委員会が今後この案を妥当と判断すると、川内原発は、運転再開の前提となる審査の終了に向け大きく前進することになります。また、5日の会合では、福井県の大飯原発の「基準地震動」についても議論が行われ、規制委員会は関西電力に対し、想定が不十分だとして、さらに厳しく見直すよう求めました。
審査では、基準地震動のほかに、津波や火山などの確認も続いていて、優先的に審査を進める原発の決定や、審査終了の時期についてめどは立っていません。

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