Windows版のRubyをVisual Studioでビルド・デバッグできるようにVisual Studioのプロジェクトを作成します。
ソース配布ではnmakeを使ってビルドするようになっていますので、Makefileを解析して同じビルド手順を再現します。
なかなか手ごわいMakefileですが、マクロV=1を設定すると実行されるコマンドが表示されるようになります(ただし、V=1にしていると文字エンコーディングモジュールのビルドでこけました)。
これを利用するなどして、minirubyをビルドするプロジェクトまではなんとか作成できました。
この後は文字エンコーディングモジュールのビルドになるのですが、これらはエンコーディング単位で.libが作成されるようです。これをVisual Stduioで再現するにはエンコーディングごとにプロジェクトを作成する必要があり、手作業では少々手間です。CMakeかなにかを使ってプロジェクトファイルを自動生成させるなどの工夫が必要なようです。
当面はminirubyが動けば作業は進められると思いますので、そのうち対応することにします。
なお、わざわざプロジェクトファイルを作成したのは、MRIのコードを読むためです。コードを理解するまでのしばらくの間は、Visual Studioのコードインスペクションやデバッガの機能をを活用させてもらいます。自分でコードを書くのがメインになれば、nmakeとwindbgで開発するスタイルに替えるかもしれません。