EU首脳がウクライナ対応で緊急協議へ3月6日 19時13分
緊張が続くウクライナ情勢を巡って、EU=ヨーロッパ連合は日本時間の6日夜、緊急の首脳会議を開いて対応を協議することにしており、本格的な軍事介入の構えを崩さないロシアに対し、どこまで具体的な制裁措置を打ち出すかが焦点となっています。
ウクライナ情勢を協議するEUの緊急首脳会議は、6日、日本時間の6日午後7時半からベルギーの首都ブリュッセルで開かれ、ウクライナの暫定政権のヤツェニューク首相も出席します。
EUは、今月3日に開いた緊急の外相会議でロシアに対し、ウクライナ南部のクリミア自治共和国で活動する部隊の撤収など緊張緩和に向けた措置を取らない場合は、制裁も検討すると警告しました。
今回の首脳会議では、その後も部隊の撤収に応じないばかりか、本格的な軍事介入の構えを崩さないロシアに対し、どこまで具体的な制裁措置を打ち出すかが焦点となっています。
ロシアへの制裁を巡っては、歴史的にロシアへの警戒感が強いポーランドなどが厳しい措置を求めているのに対し、加盟国の中でも影響力を持つドイツなどから、まずは外交的な解決に向けた努力を尽くすべきだとして慎重論も出ています。
さらにEUにとってロシアは、アメリカや中国に続く第三の貿易相手国で経済的な依存を深めており、厳しい制裁措置はEU経済にも影響を及ぼしかねないだけに、EUとして難しい対応を迫られそうです。
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