富山県の北陸自動車道サービスエリア駐車場で3日、宮城交通(仙台市泉区)の夜行バスが大型トラックと衝突し26人が死傷した事故で、死亡した小幡和也運転手(37)=宮城県角田市=が事故当日まで11日間連続勤務だった背景に、東日本大震災後、同社では人手不足が深刻化したという事情があることが、同社への取材でわかった。多くの運転手が休日出勤を繰り返していたという。

 同社によると、小幡運転手は2月21日から11日間連続で勤務していた。2月の休みは6、16、19、20日だった。同社と宮城交通労働組合は、協定で13日まで連続勤務できると決めていた。