夕刊アメーバニュース

アンネの日記破損事件犯人の「国籍透視」に苦言出る

2014年03月05日 16時55分
提供:アメーバニュース/政治・社会

 漫画家の小林よしのり氏が、ネット上で展開される『アンネの日記』破損事件の犯人像についてブログで苦言を呈している。

“アンネの日記破損事件の犯人は「在日」だとか、日本のイメージを失墜させる「韓国の陰謀」だという話が、ネットや極右衛星テレビで語られているらしい。驚くべき排外主義だ。憎韓が日常の思考パターンになっていなければ、そんな発想自体が出てこない”

“犯罪を即、在日に結びつける思考パターンはあまりにも恐ろしい。関東大震災の時に、井戸の中に朝鮮人が毒を入れたという噂が流布されたのと同じ差別感覚が、すでに極右勢力の中に甦ってしまっている”

 このように、安易に犯人を断定しないよう戒めているが、ネット上では犯人が見つかっていない場合は同様の説が展開される。このように、国籍が明らかになっていない段階で国籍を断定する能力は「国籍透視」と言われる特殊能力とされ、一部の層はこういった能力を持っているとの説も登場している。


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