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この世のものとは思えない歌声… “森の小人” ピグミーの人々の音楽

目を瞑って、ずっと聴いていたい… アフリカに住む身長150cm程度の小さな狩猟民族、ピグミー。古くから優れた歌い手として知られたピグミーの人々の、あまりに素晴らしい音楽をまとめます。

更新日: 2014年03月04日

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アフリカのピグミーとは

▷ ピグミーの人々.

ピグミーとは特に身長の低い(平均1.5メートル未満)特徴を持つ、赤道付近の熱帯雨林に住む狩猟採集民

主に中央アフリカに住む複数の民族で、成人男性でも身長が150cm程度という共通した身体的特徴を持っています。

ピグミーは他の民族と異なり、10代はじめに身長の成長が鈍化する傾向にあるために成人の身長が低くなる

彼らの暮らす環境は、彼らの身体をより小さく進化・適応させました。

近年まで狩猟採集、つまり、野生の動植物を主に利用して生活していました

森のハンターとして生活し、食料が乏しくなったり環境が悪くなると 集団で移動して新しい生活の場を求めます。雨期には森林の近くにある農耕集落に出て来て生活をし、雨期が終わると再び森林へ帰って行くといいます。

大きく分けてトゥワ、ムブティ、アカ、バカといったグループに分けられます。

コンゴ民主共和国(旧,ザイール),コンゴ共和国の盆地を中心に,西はカメルーンからナイジェリア,東はウガンダ,ルワンダ,ブルンジ,南はタンガニーカ湖の南方まで,かなり広範囲に分散している

広範囲に分布し、それぞれ異なる民族名や言語を持ちます。が、小柄という身体的な特徴や、文化的な共通性から、ルーツは同じであるという説もあります。

▷ 白人男性(右)とピグミーの成人男性。

そんなピグミー達の音楽があまりに美しい

アフリカのピグミーは集団、即興による複雑なポリフォニーが特徴的な声楽によってよく知られている

ポリフォニーとは、複数の異なる動きの声部(パート)が協和しあって進行する音楽のこと。

1人が発した声に次々に重なるように、複雑な音のハーモニーと躍動するリズム感が立ちあがってくる

もともと彼らの歌は、森の精霊たちとの交信であり、豊猟を願う祈りでした。

ピグミー族の音楽では、リーダーのような中心的存在が無く、各自の相互作用によって音楽が作られていく

一人が歌いだすと、他の人々がどんどんコーラスに加わり、即興でハーモニーを奏でていきます。

これが人間が歌っているとは、やっぱりどうしても信じられない。
基本的に完全即興らしいのですが、人間の声とは到底思えないような、まるで鳥のような歌声。

「森の人」と呼ばれる彼らの歌は、私達の知っている“歌”とはだいぶ違います…

ピグミー音楽での楽器は使われても補助的なもので、 あくまで声楽に主眼が置かれています

ピグミーの音楽を讃える言葉として「人類が創造した最高の音楽」というものをしばしば耳にするけれども、このような賞賛に誇張は全く感じない

ピグミーに関する最も古い記録とみなされているのは、ナイルの源、「樹木の国」に住む「神の踊り子」という、紀元前2400年頃の古代エジプト王朝の記録である。既にこの頃から、ピグミーは優れて音楽的な人々と見なされていた

古来より、ピグミーは音楽とともに生きてきました。

ピグミーの驚異の音楽、動画

バカ族の女性の歌。これが人間の歌とは…!!

バカ族の歌と踊り。なるほど、森の精霊への祈りというのも頷ける。

バカ族の女性による驚くべきウォーター・ドラム(川の水をドラムのように叩く)。

森の音、ウォータードラム、原始的なハープ、ポリフォニックな歌声…これこそ、音楽の原点なのかも。。

ピグミー音楽を愛する人々

これほどの気持ちからクールダウンするために今何を聴いているのかというとピグミーのフィールドレコーディングです。僕は音楽で癒やされると言うことはまず無いのですが、今はこういう音楽を必要としているのです。もちろんバッハのコラールでもいいのですが…。

テレビで観たアフリカ音楽すごかったな。森で暮らすピグミーという人たちの複雑なリズムは、ジャングルの虫や鳥や動物が鳴らす音からやってきた。ロックもジャズもサンバも、リズムはみんなアフリカからやってきたんだよな。レディオヘッドのトムヨークもアフリカのリズムにヒントを得てるらしい。

おはようございます。昨日レンタルした、ピグミー族の民族音楽のアルバム聴きながら出勤なう。ピグミー族すごすぎる。一人ひとりの音楽の能力高すぎ。天才がごろごろいる。

旅行中にピグミー族の音楽をたまたまラジオで耳にしたアメリカ人が、感動のあまり、なんと片道切符で中央アフリカのピグミー族の住む村に移り住み、言葉を習得。現地で子供もでき25年が経過。その間に1,000時間に及ぶピグミー族の音楽をレコーディングしたという。

声より優れた音は存在しないというのが私の持論だが、それはピグミー族のうたを初めて耳にした時に確信したこと。心音も含め、人間の存在そのものが音楽なんだ。 Music Of The Aka Pygmies - Dikoboda Sombe youtu.be/oEI_68dO-Yc

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