14日のフィギュアスケート男子フリーで羽生結弦(19)=ANA=が178・64点で1位となり、合計280・09点で今大会日本勢初の金メダルを獲得した。羽生はぜんそく持ちで、薬の吸引器を手放せない。フリー演技後も「発作みたいなのがあった」と明かす。
長野五輪スピードスケート男子500メートル金メダルの清水宏保がぜんそくのハンディを乗り越えたことを知り、ときにはマスクをつけて滑ることで肺機能を強化してきた。アレルギー体質に細心の注意を払うため、フィギュア勢でただひとり選手村に入らず、日本選手の支援拠点「マルチサポートハウス」で生活。日本選手団の橋本聖子団長が認めた特例だった。
(紙面から)