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安井昌二さん死去 市川崑監督「ビルマの竪琴」出演

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 市川崑監督の映画「ビルマの竪琴」(1956年)でスターとなり、TBS系ドラマ「チャコちゃん」シリーズや劇団新派で活躍した安井昌二さん(本名・四方正雄)が3日午前9時、急性心不全のため、千葉県内の自宅で死去した。85歳だった。

 関係者の話では数年前に胃を手術したが復帰。最近まで元気だったが突然、亡くなったという。最後の仕事は昨年7月の新派公演「東京物語」で水谷八重子(74)と夫婦役を好演。演出の山田洋次氏は「すさまじい気迫で演じ切った最後の舞台を誇りにしたい」。八重子も「新派にとって大きな損失」と話した。

 安井さんは「ビルマの竪琴」の水島上等兵役で有名に。お茶の間では「チャコちゃん」シリーズや妻の小田切みきさん、2人の娘とも出演したドラマ「パパの育児手帳」でも人気を博した。

 1963年に初代・水谷八重子さんと共演し68年に新派入団。初代亡き後は2代目・八重子、波乃久里子(68)から「お父さん」と親しまれ、菅原謙次さんとともに「新派四本柱」と言われた。大きな体格と野太い声を生かし「滝の白糸」「婦系図」「日本橋」などで剛柔演じ分けた。

 俳優座養成所で同期の愛川欽也(79)は「当時から貫禄があった。近ごろ、昔の友が消えていく。つらい年齢になった」としのんだ。通夜、告別式は近親者のみで執り行い、後日しのぶ会を行う。

 ◆安井 昌二(やすい・しょうじ)本名・四方(よも)正雄。1928年8月16日、東京都生まれ。49年長谷川一夫主宰の新演伎座を経て51年俳優座養成所3期生に。54年日活と専属契約を結び翌年、田中絹代監督「月は上りぬ」でデビュー。56年「ビルマの竪琴」で有名に。60年代はドラマ「パパの育児手帳」「チャコちゃん」シリーズで人気を博した。63年新派公演で初代・水谷八重子の相手役を務め、68年正式入団後、舞台を中心に活躍した。

特集   訃報・おくやみ

[2014/3/5-06:01 スポーツ報知]


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