沙羅4年後平昌の台は有利?不利? 本紙が世界一早く検証
2014年03月06日 11時00分
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平昌のジャンプ台(アルペンシア・スキージャンピング・タワー)はソチのような最新のジャンプ台ではなく、旧タイプのジャンプ台だ。国際スキー連盟(FIS)のルール改正があった2010年より前の09年に完成しており、高梨が克服に苦しんだカーブの緩い助走路ではない。しかも、韓国なら飛び慣れている日本のジャンプ台で調整することができ、高梨にとっては有利な“追い風”となる。
昨年、蔵王や宮の森など3か所のジャンプ台の改修を担当した島野敏幸氏によれば、もっとも注意する点はやはり「風」だという。「(山の中にある)宮の森より、もっと『構造物』なんですよ。だから風の影響を受けると思うんですよね。プレ大会でサマーの大会でやったんですけど(強風で)いきなりゲート番号は1番でしたからね。それよりも、下にはゲートはなかったんです」
さらに韓国が自国選手のメダルの獲得のために、ジャンプ台に手を加える可能性もある。「韓国だからね、やるって言えば急にやるからね」(島野氏)。日本も1972年札幌五輪では宮の森ジャンプ台の改修が奏功し、日の丸飛行隊の表彰台独占を導いた歴史があるが…。
ジャンプ女子はソチから採用された新種目。次回の平昌に向けては各国がさらに力を入れるはずで、急激なレベルアップも予想されている。それでも、現状ではソチよりは平昌のほうが高梨のジャンプに向いていると言っていい。
「まだまだ技術面も精神面も欠けているところがある。もっとレベルアップしたい」という高梨がどんな4年間を過ごすのか。平昌も主役として注目を集めそうだ。
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