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バス事故 当時の様子証言
03月05日 12時33分

バス事故 当時の様子証言
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3日、富山県の北陸自動車道で起きた宮城交通の夜行バスの衝突事故で乗客の男性が「『起きろ』という声で寝ていた乗客は目を覚ました。その声で事故に備えることができた」などと事故当時の状況を話しました。
この事故で、金沢市の吉岡一成さんはバスの後ろから2列目に乗っていて大けがをしました。
吉岡さんによりますと、死亡したバスの運転手は、事故の1時間ほど前にパーキングエリアでことばをかわした際には変わった様子はなかったと話しています。
その後、事故のあった小矢部川サービスエリアの手前で2回、衝撃を感じ、速度が落ちないままトラックに衝突したということです。
その際、吉岡さんは、前の席のほうからしっかりしたしかりつけるような声で「しっかりしろ。起きろ」という声がするのを聞いたということです。
この事故では宮城県から勤務先の金沢市に向かっていた高校教諭 小野善広さんが亡くなりましたが、吉岡さんは声の主が小野さんだと思うと話しています。
吉岡さんは「ほとんどの乗客がその声で何かあったことに気づいて事故に備えることができました。
あの声がなければもっとけが人が増えていたと思います」と話していました。