2014年3月5日07時12分
橋下徹・前大阪市長が出直し市長選(9日告示、23日投開票)で問う大阪都構想をめぐり、橋下氏が「援軍」と期待する安倍晋三首相や大阪経済界の動きが鈍い。選挙に至る経緯や「橋下行革」の苦戦が影を落としている。
橋下氏は教育問題や憲法観で安倍首相と考え方が近く、自民党が野党時代から交流を深めてきた。都構想を後押しする法律(2012年8月成立)の審議では、側近の菅義偉氏(現・官房長官)が橋下氏らの要望を直接聞き取った。
だが、首相にとって今の橋下氏との距離感は難しい。橋下氏は自民党大阪府連や公明党と対立しており、表立って橋下氏を支援できない。昨年末、橋下氏は首相と東京都内で会談。大阪都構想の必要性を訴えたが、首相は「わかっています」と理解を示すのがやっとだった。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ
PR比べてお得!