STAP細胞作製に関する実験手技解説の発表について
理化学研究所は本日、社会的に注目されているSTAP細胞の作製に関する実験手技解説(Technical Tips)を「Nature protocol exchange」で発表します。時間は15時を予定しています。
科学研究における再現性を含む評価は、科学的根拠を基に研究者社会において検証いただくものと考えております。
研究グループが既に発表した論文(Nature 505, 641–647)には、STAP細胞作製法の方法論を掲載していますが、文書スペースの都合上、詳細の記載には限界があります。論文発表以来、研究グループでは多くの研究者が今回の現象を再現するための一助として、細かいノウハウを説明する実験手技解説の準備に取り組んで参りました。今回、その一環として、STAP細胞等の作製に関するより詳細な実験手技解説を発表します。
[Nature Protocol Exchange ]
[PDF ] *Nature Protocol Exchangeに登録されていない方はこちらをご覧下さい。
これまで研究グループに問い合わせが多かった点や間違いやすいポイントを中心に、実用的な実験ノウハウとその解説を行っております。
今後、さらにより体系的な実験手技解説も準備し、整い次第、学術誌やオンライン媒体等で発表していく予定です。
なお、研究所では、Nature誌に掲載された論文に関し、様々な指摘があることを真摯に受け止め、所内外の有識者による調査を行っています。調査の結果が出た時点で速やかに公表します。
※実験手技解説をNature Protocol Exchangeに15時に公開する予定でしたが、公開の手続きの関係上、しばらく時間を要する見込みです。
同じ実験手技解説のPDFを15時過ぎに公開しましたので、上記PDFファイルをご覧ください。(3月5日16:30)
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