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STAP細胞 作製の詳細な手順公開3月5日 19時12分
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神戸市にある理化学研究所は、新たな万能細胞「STAP細胞」が論文に書かれた情報だけでは作り出せないという研究者からの指摘を受け、作製の詳しい手順やポイントなどをまとめた文書をインターネット上で公表しました。
STAP細胞の詳しい作製方法をまとめた文書は、神戸市にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらのグループが研究所のホームページなどで公表しました。
STAP細胞はことし1月末に論文が発表されて以降、国内外で再現実験が始まっていますが、これまでのところ作製に成功したという報告はなく、研究者の間からは、より詳細な手順の公開を求める声が上がっていました。
公表された文書では、STAP細胞を作る際には細胞への刺激の与え方などに特別な注意が必要なことを説明したうえで、オスのマウスの細胞を使うほうが、メスのマウスよりもできやすいことや、培養の際に不純物が含まれていたりすると、できにくくなることなどが書かれています。
STAP細胞を巡っては、ネイチャーに掲載された2本の論文の記述やデータに不自然な点があるとの指摘があり、理化学研究所が調査していますが、結果は出ていません。
これについて、理化学研究所は「さまざまな指摘を真摯(しんし)に受け止め、調査結果が出た時点で速やかに公表する」としています。
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