2014年2月11日火曜日

伊藤みどりさん

まぁ、オリンピックだからというのもあるけれど、オリンピックと関係なくても定期的に伊藤みどりさんの昔のビデオを見てしまう。

渡辺絵美さんの時代からフィギュアスケートは大好きなので、伊藤みどりさんが未来のスターとしてNHK杯の特別招待枠のような形で11歳ぐらいの時に演技したときのあの衝撃は忘れない。小鳥がはばたくように踊る伊藤さんのあとかわいらしい姿と完全に今までの選手とレベルのちがうジャンプの質、、。

テレビで見れるものはすべて見てるので調子の悪いときもいっぱい見ていたし、プレッシャーがかかる試合では自分のことのように胃が痛くなってしまって、大きな舞台では本来の力が出せないことが多いな、、、と思っていたけれど、こうやって月日が経ってみると、伝説として語り継がれる演技がいくつもあるので、実際は、ここ一番という大舞台で力を出せていた、、ってことなんだとつくづく思う。伝説の演技なんて100回あるわけがない。それでもたぶん毎シーズンどの試合も見てきてしまうと失敗してる方が多いと思って”もっとすごいのに”と思い続けていたファンとしては辛かったことの方が多くて引退されたときは正直ほっとしたぐらい。

最近、マツコ氏が伊藤みどりさんのファンだと知って、カルガリーのフリーを一番の演技としてあげていらして、思わず”やっぱり”と心の中でニンマリしてしまった。あのオリンピックは旬をすぎたビットとトーマスのカルメン対決っていう残念な主役がいて、その中でのあのフリーの完璧は演技。最近くりかえし見てるのはアメリカの実況入りの映像。実況の3人の興奮と感動と一緒に見るのがお気に入り。翌日のワイドショーで、コメンテーターのおねぇさんが”なんでキャバレーのホステスみたいなのが一位なんだ”って怒ってたのをうなづきながら見ていたのを覚えている。

次の年の世界選手権の優勝の瞬間はTBSの”いか天”の中の速報で知ったのを覚えてる。なんで生でやらないんだTBSの怒りとともに感動で涙が止まらなかった。あの演技もすごかったけれど、生でみれなかったのでカルガリーの感動と比べてしまうと、、。これもアメリカ実況で繰り返しみるのが楽しい。フリーの曲、何度きいてもいいなぁ。

アルベールビルはもう辛すぎて辛すぎて、、。これはアメリカ実況でもプレッシャーのかかる彼女の環境を説明しているぐらい。最初のトライでトリプルアクセルを失敗して後半で跳ぶっていうことで更に伝説になってると今なら思えるけれど、あの時はつらすぎて今思い出してもつらいぐらい。

アートだとか芸術っていうものが何かを本気で考えさせてくれた伊藤さんのフィギュアスケート。バレエダンサーみたいに踊れば芸術だとかっていうくだらない定義をくつがえして、感動するってことがアートなんだと教えてくれた伊藤さん。あのカルガリーから25年経って、伊藤さんは本当の意味で”早すぎた”人なんだとつくづく思う。


1 件のコメント:

  1. ウワサの話、うわさの人 様
    初めまして。 (*^_^*)
    どうぞ「踏み絵」を踏んでからお話し下さい。↓

    何も知らない子供たちに、虚偽 (きょぎ) を広めないよう
    http://midoriitos.blog133.fc2.com/blog-entry-62.html

    虚偽に 「虚偽だ」「ねつ造を止めよう」 と言わない人は、
    公開での言動を、ご遠慮下さい。(^_^)/ 

    理由: 虚偽・ねつ造を助長(じょちょう)しているので。
    何も知らない子供たちに、虚偽を広めないよう、ご理解お願いします。

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