漂えど沈まず、風に訊け  つれづれがたり

記憶が風化する前に、悠々として急げ

~ トリプルアクセルを飛びたい ~  伊藤みどり  そして 浅田真央へ

2014.02.14 (Fri)
ソチ五輪 盛り上がってますね
フィギアスケート個人戦に入っていますので、前から紹介したかったことを書きます
フィギアスケートがアスレチック競技である そのことをまざまざと教えてくれたのが 伊藤みどり である
伊藤みどりが現役当時は技術点と芸術点で採点されており、今の採点システムとはかなり違っていました
採点システムについて、詳しくは Wikipedia kotobank をご覧ください

‘88カルガリーオリンピックで金メダルはカタリーナ・ヴィット、銀メダルがエリザベス・マンリー、銅メダルがデヴィ・トーマスだった
だが、私にとっては規定10位 SP4位 フリー3位 総合で5位だった 伊藤みどり こそこのオリンピックの主役であった


カタリーナ・ヴィットフリー2位の演技(フリー1位はマンリーだった)


伊藤みどりフリー3位の演技

断固 伊藤みどりを指示する
また伝説となっている演技中の ガッツポーズ を見たのは私自身は初めてだったので衝撃を受けた

エキシヴィジョン


つづいては歴史上名高い ’89世界選手権での正に伝説のフリー演技


伊藤みどりが史上最高のジャンパーであることに異論はないと思う
芸術性が低い、無いと言われ続けていたものの、本人はジャンプを見て欲しくてフィギアスケートをしていると公言しているように、山田コーチとも考えた結果のプログラムだったのだと思う
エキシヴィジョンを見る限り芸術性を高めるプログラム構成も出来たはずだと思うが、そのようなプログラムにしなかったことをもって 自信の表れと 感じ取っている

そして、’92アルベールビルオリンピックを向かえる
本人も言うようにプレッシャーは半端ではなかったようである
練習でもトリプルアクセルの成功率は低く、SPではトリプルルッツに変更してなお、失敗したほどである
フリーでも最初のアクセルは失敗した
続く3回転を成功させ勢いに乗る伊藤みどり
フリーのプログラムは失敗があっても、後半にルッツかアクセルのどちらを飛んで(どっちであってもすごいことなのだが)挽回できるようにしてあったそうだ
後年伊藤みどりはこの時どちらを選ぶと考えることなく、体がアクセルを選択していたと話している
それだけアクセルにかける想い、ジャンプに対する想いが強かったのだろう

そのフリー演技

フィギアスケートで心の底から震えるような感動を受けたことが3度あるが、この時のアクセル成功、前に書いたエルビス・ストイコがオリンピックで初めて4回転を決めた時、残りの1回は機会があれば書いてみたい

エキシヴィジョン


伊藤みどりただ一人で女子フィギアスケート界を変えたと言っても過言ではないほどの影響力があった
今そのような選手がいるだろうか いや 今後もあらわれるだろうか

トリプルアクセルを受け継いだ浅田真央がどのようなプログラム構成をとるか注目したい



結果はどうあれ、浅田真央自身が納得できるよう、悔いのないオリンピックであって欲しい



エルビス・ストイコのページ



ソチでのフリー演技はすごかった あんなプログラムだれにもできない
感動を超えた何かをいただいた ありがとう ただそれだけを言いたい
お疲れさまでした








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コメント

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