購入から納車まで半年はかかるという大人気軽SUV『ハスラー』を発売した自動車メーカーといえば、静岡県浜松市に本社をかまえる『スズキ自動車』だ。
「人と同じ事はやらない。やるなら世界一を目指すのがスズキ」という信念で素晴らしい自動車を創りつづけている会社だが、そんなスズキの歴史を深く知ることができる資料館が、スズキ本社の横にある。その名も『スズキ歴史館』だ。
・『スズライト』から『ハスラー』まで!
ここではスズキが初めて生産した市販型4輪自動車『スズライト』から『ハスラー』まで、同社が製作した自動車や二輪を見ることができる。また、開発や製造についてもモデルが展示されているので、自動車づくりに対してより理解を深めることができるだろう。
・機織メーカーとしてスズキは始まった
まず順路通りに3階へ行くと、創始者・鈴木道雄により、1909年に織機メーカーとしてスズキが始まったということが分かる。その後は蓄積した精密機械製造のノウハウを活かし、需要の少なくなった機織り機から自動車製造へ進出するなど、現在の自動車メーカーとしての地位を確立するまでのプロセスを見られるのだ。
・とにかく「感動した!」と思えること必至
そして1955年にスズキが初めて生産した市販型4輪自動車で、日本自動車殿堂歴史車にも選ばれた『スズキ・スズライト』が展示! モニターに映される「スズライト劇場」とあわせて観れば、いまもなお古さを感じさせないデザインだけではなく、スズキがどうやってスズライトを創りあげたかが理解できるぞ。ネタバレになってしまうのでここでは説明しないが、とにかく「感動した!」と思えること必至である。
また、スズキが開発した往年の名2輪車種も多数展示されているので、自動車ファンだけでなく、バイク好きもきっと大喜びの展示内容になっているだろう。1968年に発売された『T500』なんて、いま見ても実にカッコいいバイクである。
・開発や製造のシーンから、世界のスズキまで
2階では開発会議からクレイモデルの製造、実際にスイフトを作る工場の工程まで、現在のスズキ車がどうやって作られているのかを見ることができる。また、インドや中国など世界にあるスズキの工場も展示されているのだが、ミャンマーにまで工場があるのは驚きだ。
さらに自動車以外にもウナギやスッポンなど地元浜松の名産品や、ものづくりの偉人も展示。なんとライバルメーカーであるヤマハやホンダ、トヨタの創始者まで褒め称えているのだから、スズキの懐の深さに感動してしまった……。
・鈴木修社長のサイン入り本を購入
あまりにスズキの神っぷりに感動してしまったので、歴史館で限定販売されている鈴木修社長直筆サイン入り書籍『俺は、中小企業のおやじ』を購入。その他にも「ジムニー Tシャツ」や「スズキ湯呑」など、スズキファンなら見逃せないグッズが多数販売されていた。
軽自動車税や消費税の増税など、家計に響く増税が増えているが、今後も庶民の味方であるコスパの良い軽自動車を、きっとスズキなら創りつづけてくれる! 頑張れスズキ! と心から思える、素晴らしい歴史館だった。
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
▼やってきましたスズキ歴史館
▼まずは3階へ
▼スズキ創業当時の光景が!
▼スズライトキター!
▼当時車のある家は珍しかったんですなぁ
▼二輪も展示されているぞ
▼2階では開発から製造までのようすが見られる
▼世界のスズキ工場が
▼ミャンマーにもあるのか!
▼浜松の名産品まで展示
▼ホンダやトヨタの創始者まで! スズキスゲェ!
▼1階では現在発売している車種も見られるぞ! もちろんハスラーもある
▼感動したので鈴木修社長サイン入り本と湯呑をを買ってしまった
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