9月に始まるNHK次々期連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜前8・0)の主役夫婦に、俳優の玉山鉄二(33)と日本では無名の米女優、シャーロット・ケイト・フォックス(28)が決まり4日、会見した。朝ドラ史上初の外国人ヒロインとなるシャーロット。まだカタコトの日本語しか話せないが、報道陣の質問に「タスケテ」と笑顔で玉山を頼るなど、早くも息はピッタリだ。
朝ドラといえば日本女性が定番。ところが、9月からは白人女性がヒロインを務める。
シャーロットはこの日、玉山とともに朝は大阪、午後は東京のNHKで新幹線を使いはしご会見。「ニッカウヰスキー」の日本人創業者と英スコットランド出身の妻をモデルにした物語で、夫婦を演じる。
米国の大学で演劇を学び、舞台を中心に約10年活躍。昨年、ネットで「マッサン」のヒロイン募集を知り応募したという。日本国内232人、海外289人のオーディションを勝ち抜き、愛称マッサンの亀山政春役に抜てきされた玉山の妻、エリー役を射止めた。
会見の冒頭、「オハヨウゴザイマス!」「コンニチハ!」などカタコトであいさつ。それ以外はほとんど通訳を介して英語で話し、「選ばれて光栄で、すごくワクワクしている」と笑顔で語った。玉山と同じく既婚者とあって、実生活も演技に生かせそうだ。
会見中、芸歴や家族関係を聞かれた際、日本語で「タスケテ、マッサン!」と前日3日に会ったばかりの玉山にすがる場面も。玉山からは「会った瞬間にハグされた。僕に妻と子供がいるの知ってるのかな」と明かされ、「私は誰とでもするのよ」とおどけるなどフランクな一面も見せた。