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なぜポンコツ器具で…「STAP細胞」ついに実験にも疑問の声

楽天SocialNewsに投稿!
2014年3月4日 掲載
今どこに(理化学研究所HPより)
 小保方さんが所属する理研の研究センター(CDB)は、国の支援を受けて2000年4月に設立された最先端の研究機関だ。実験器具などの「物品調達」を見ても毎年、高解像度のCCDカメラや解析センサーなど最新器具を購入している。特に細胞研究に欠かせないとされる生体の蛍光、燐光(りんこう)現象を観察する蛍光顕微鏡は定期的に調達している。小保方さんのグループだけが10年以上も前のポンコツ器具を使わされたとは考えにくい。

 となると、最新器具を使ったと考えるのが自然だが、そうすると今度は「論文通りの手順で実験していたのか」という新たな疑問が湧く。それでなくても、世界中の科学者から「同じ手順を踏んでもSTAP細胞を作れない」と不審の声が上がり始めているのだ。まさに疑惑が疑惑を呼ぶ構図である。

「(指摘が事実であれば)極めて深刻な問題であり、弁解のしようがありません」(東大医科学研究所の上昌広特任教授)

 もはや小保方さんだけでなく、論文の「不自然さ」を見逃した共著者の笹井芳樹・理研CDB副センター長にも批判の声が出始めたこの問題。まだまだ長引きそうだ。

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