なぜポンコツ器具で…「STAP細胞」ついに実験にも疑問の声
2014年3月4日 掲載
今どこに(理化学研究所HPより)
となると、最新器具を使ったと考えるのが自然だが、そうすると今度は「論文通りの手順で実験していたのか」という新たな疑問が湧く。それでなくても、世界中の科学者から「同じ手順を踏んでもSTAP細胞を作れない」と不審の声が上がり始めているのだ。まさに疑惑が疑惑を呼ぶ構図である。
「(指摘が事実であれば)極めて深刻な問題であり、弁解のしようがありません」(東大医科学研究所の上昌広特任教授)
もはや小保方さんだけでなく、論文の「不自然さ」を見逃した共著者の笹井芳樹・理研CDB副センター長にも批判の声が出始めたこの問題。まだまだ長引きそうだ。