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沖縄の慶良間諸島を国立公園に指定3月5日 9時39分
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多様なサンゴなど豊かな生態系で知られる沖縄県の慶良間諸島とその沿岸海域について、環境省は5日、新たに国立公園に指定し、国内で31番目の国立公園が誕生しました。
沖縄県の慶良間諸島の周辺には「ケラマブルー」と呼ばれる透明度の高い海域が広がり、多様なサンゴが高密度で生息しています。
環境省は地元では「サンゴの日」として知られる5日、この豊かな生態系を保全しようと、大小30余りの島と、島の海岸から7キロの範囲の海域を「慶良間諸島国立公園」に指定しました。
以前は海岸から1キロの範囲が、県が管理する国定公園に指定されていましたが、環境省はザトウクジラが繁殖する海域を保護しようと、区域を大幅に広げたため、公園の面積は9万ヘクタール以上に上っています。
国立公園となった海域のうち、多様なサンゴが高密度で生息する、海岸から水深30メートルまでの範囲は「海域公園地区」に指定され、開発のほか、サンゴの採取などを規制するとしています。
国内で新たに国立公園が指定されたのは、昭和62年の北海道の釧路湿原以来27年ぶりで、31番目の国立公園が誕生したことになります。
慶良間諸島には、年間で延べ17万人以上の観光客が訪れていますが、国立公園の指定で観光客がさらに増加することが予想されているため、今後、利用と保護の両立をどのように図っていくかが課題になります。
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