ゴールドマンが株式引き受けで首位、14年のIPO予備軍増加
3月5日(ブルームバーグ):高い関心と期待を集め報道が過熱していた米ミニブログ運営会社ツイッターの昨年の新規株式公開(IPO)は、「ふうっ」という安堵(あんど)の「つぶやき」とともに落着した。
ツイッターのIPOで主幹事を務めたゴールドマン・サックス・グループのアンソニー・ノト氏がツイッターにこの一言を投稿したのは11月7日午前10時53分。ツイッター株が上場初日の取引開始後数分で70%余りの急騰を演じた少し後だった。
株価急伸はノト氏とツイッターのファンに安堵感をもたらしただけではなかった。同社の上場と米国株の高値更新、IPO市場の活況を追い風に、ゴールドマンはブルームバーグ・マーケッツ誌がまとめた2013年の株式引受業者番付で首位に躍進した。同誌4月号が報じている。
ゴールドマンは13年に推定17億2000万ドル(約1760億円)の手数料を獲得。ブルームバーグの集計データによれば、13年に米国で実施されたIPOの総額は560億ドルと、12年の410億ドルを上回り07年以来最高となった。12年にはソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の米フェイスブック の上場が期待外れの結果となり市場に影を落としていた。
ゴールドマンの株式資本市場グローバル責任者スティーブン・ピアス氏は「優良企業の株式公開が適切に評価されている」と述べ、「投資家はパフォーマンスに注目している。新規公開はそのパフォーマンスを形にする一つの方法だ。それが13年の特徴であり、その傾向が14年も続くだろう」と語った。
IPO予備軍ゴールドマンの投資銀行部門の1月のリポートによれば、IPO準備中の企業数は今年、13年の同じ時期を既に上回っている。世界全体では85件で総額250億ドル規模のIPOが見込まれている。
ツイッター株公開を追いかける形で、2月半ばまでにインターネット関連などハイテク企業42社がIPO計画を発表した。ゴールドマンはデジタルクーポンサイトのクーポンズ・ドット・コムのIPOで主幹事を務めている。クーポンズの2月25日の届け出によると、最大1億4000万ドル規模のIPOを行う計画。
13年の株式引き受け番付2位だったモルガン・スタンレーは、旅行関連予約サイトのトラベロシティを運営するセイバーのIPOで幹事を務める。モルガン・スタンレーは昨年、推定15億9000万ドルの手数料を稼いだ。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ、JPモルガン・チェース、UBSが番付5位までに入った。
原題:Goldman No. 1 in Equities Ranking as IPO Pipeline Grows in2014(抜粋)
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更新日時: 2014/03/05 09:00 JST