福島のニュース
  • 記事を印刷

福島市教委、大波小の休校決定 原発事故で在校生ゼロ

 福島市教委は市大波小を本年度限りで休校にすることを決めた。福島第1原発事故などの影響で1人になった在校生が卒業し、新年度ゼロになることを受けた。
 市教委によると、学区内で新年度入学予定だった2人が他校に入学する手続きを済ませた。本年度の在校生は6年生男子1人で20日に卒業する。
 大波小は市北東部の山あいにあり、1873年に創立した。原発事故で放射線量が局地的に一時高くなり、自主避難や区域外通学で転校する児童が相次いだ。
 阿部正明校長は「本年度の成果を次年度に生かす営みができず、残念だ」と話した。


2014年03月04日火曜日

Ads by Google

記事データベース
河北新報オンラインコミュニティー あなたの発信がきっと誰かの役に立つ
先頭に戻る