| HOME | ||
|
お稽古体験レポート!
和の教室「松泊会」体験取材 月に一度、ゆっくり、生活のなかの和を見直してみる時間をもつ ■ 第3回 『いまさら誰に聞けばいいのか』というだって、恥ずかしくありません
「お作法についての講義」といえば、なんだかまた緊張するようなことを想像するかもしれませんね。 でも大丈夫。 おしゃべりしながら、昼のお弁当をいただきつつ、生活に役立つお作法を教わります。 今回教わったのは、例えばこんなことでした。 ○松花堂弁当の蓋は、正式にはどこへ置くのか。このことから転じて、弁当の蓋を置く場所について。 ○お茶とお菓子が出る場合、置かれる位置について。 ○座布団への座り方と、座るタイミング。やってはいけない所作をいくつか。 などなど。
礼儀作法が問われる場所へ出席しなければならないことが、年齢を重ねるごとに多くなります。 慣れないからとはいえ、間違いをおかすと、自分が間違っただけでは終わらず、他の方への迷惑になったり、失礼になったりすることさえあります。 とはいえ、礼儀作法を知らないときには、マナーブックを読んだり両親に聞いたりする以外に、誰かに聞いて「本来はどうあるべきか。どこまで略式は許されるのか」などを確かめるということが歳を重ねれば重ねるほどしにくくなります。 そんなときに、気軽に聞けて確かめることができる場所、それがこのお稽古場のいいところでもあるようです。
「日常生活のなかでアレっと思ったことがあっても、確かめるために誰に聞いていいかわからなかったし、この歳になってこんなこと聞いていいのかとも自分で思っていました。でも、ここへ来るようになってから、気軽に質問どんどんしていいと先生に言って頂けるので、すごく助かっています」とのこと。 たしかに、30も半ばをすぎる歳になったけれど、礼儀作法をなにも知らないわたしは、困ったことがあるとすぐ遠方の母に電話して聞いてしまいます。 あるときふとおもっていました。 母がもしいなくなったら、誰に聞けばいいの? それに、母が知らないことは、誰に聞けばいいの? だから、生徒さんのおっしゃっていることが、とてもよくわかります。 「ここの教室は、生徒さんのご要望をとりいれながらお稽古の内容を決めています。 たとえば、明後日の教室だと、浴衣の着付けをしたいという若い生徒さんがいらしたので、皆さんの同意をいただいて浴衣の着付けの時間にすることにした、という具合です。 また、お花も、茶花程度なら、お稽古することもできます。 知りたいと思われることを幅広く、それをひとつのところで、一月に一度のゆったりペースで学んで頂ける場なので、気軽にいろんな方に体験に来て頂ければと思っています。 もし毎月つづけていらっしゃれなくて、途中でお休みされても、真ん中の月がなかったら分からなくなってしまった、ということもありませんので、忙しい方も大丈夫ですよ」とのこと。 秩父教室は、主に秩父市やその周辺の方が通われているそうです。 東京教室は、都区内から1時間ほどかけて電車で通われる方や、自転車で通われる方など。年齢層も幅広くいらっしゃるとのこと。 体験は随時受け付けていただけるとのことなので、興味を持たれた方は一度気軽に参加されることをぜひお勧めします! 最後になりましたが、体験参加のわたしたちを暖かくむかえてくださった生徒の皆様、そして松木先生、ありがとうございました。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Copyright (c) 2005 和モノ場 | |||
|
|
|||