厚生労働省は5日、全国で生活保護を受けている人が昨年12月時点で216万7220人となり、前月比で2363人増えたと発表した。3カ月連続で過去最多を更新した。
受給世帯数は2476世帯増の159万8072世帯で、こちらも過去最多だった。
厚労省は「高齢受給者の増加が続いているが、全体の増加ペースは過去と比べて落ち着いている」と説明している。
世帯別では、65歳以上の高齢者世帯が1533世帯増の72万2149世帯で、全体の約45%を占めた。働ける世代を含む「その他の世帯」は527世帯増の28万8546世帯で、全体の約18%だった。
昨年12月成立の改正生活保護法に盛られた不正受給対策の強化は、今年7月から施行される。
厚生労働省、生活保護