「ロシア・トゥデイ」のキャスターが異例の政府批判
TBS系(JNN) 3月5日(水)7時44分配信
緊迫するウクライナ情勢にからみ、事実上、ロシア政府が運営するテレビ局「ロシア・トゥデイ」のキャスターが異例の政府批判です。海外でロシア政府の声を代弁することで知られるテレビ局「ロシア・トゥデイ」。アメリカで放送された番組の最後に、キャスターがこう語り始めました。
「ここで働いているからといって、編集権の独立がないわけではありません。私はいかなる国の主権への介入にも強く反対します。ロシアがやったことは間違いです。軍事介入は決して解決にはなりません」(キャスター)
さらに、キャスターは、ウクライナ情勢をめぐる報道の状況について「落胆している」と苦言を呈し、欧米メディアも含め「どのメディアの報道も虚報だらけ」だと述べました。
「私たちに今できることは、平和的な解決を願い、大国間の本格的な冷戦を防ぐことです。その時まで私は真実を伝えます。お休みなさい。また明日・・・」(キャスター)
「ロシア・トゥデイ」はロシア政府の資金で運営され、世界100か国以上で放送されている外国語チャンネルで、プーチン政権寄りの放送をすることで知られています。(04日23:21)
最終更新:3月5日(水)7時44分